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7ー4
【ゼウダーside】
―…珍しい?
あー…言われれば珍しい事なのか。
我が自ら志願するのは。
「ふふふっ…」
思わず含み笑いが溢れた。
「アルザリ…ゼウダーがおかしくなった」
「単なる思い出し笑いでしょう…」
「…あんな風に、思い出し笑いするものですか。ゼウダー様に限って」
唖然とした表情をしているシイガ達と目が合う。
「悪い。つい、楽しみが増えたもんでな…」
深く追求される前に、シャットダウンをする。事実、楽しみが増えたのは嘘ではない。
誘い出す口実も出来た事だ…。
十分に楽しむさ。
「やはり、先日の下界で何かにあてられたり…したとか」
少しイラッときたので…。
当てられているのは、ソナタの頭だけで十分だと、理解しているぞ。
青二才とも言える七大天使『ラファエル』に、気を当てられた事が、疑いたくなる。
何処を刺激されるんだ。
反芻してみたら、吐き気を覚えた。
魔族は、好みには五月蝿いが、餓鬼は範疇外だ。シイガの嗜好を否定する訳ではない。
ただ、相手も、興味を示している様には思えないんだが。
今は、聞く耳も持たないか。
まぁ…。
欲しい情報は持っているが、易々と渡す程、我は甘くない。
ー…利用する者は、利用する。
素晴らしい、リサイクルシステムだ。
なぁ、シイガ、ソナタが欲しくて堪らない者は、手中に収められる存在か?
我は、親友として思うが、今まで、どんな美女にも振り向かなかったソナタが七大天使の一人に、心踊らされるとは。
天界で、今頃、寒気を感じていたりしてな。
七大天使が一人『ガブリエル』の様に。
あれは、我が息子に、見初められている。が、身体は受け付けないらしい。
二の舞にならなければ良いな。
一方で、我の楽しみが増える…。
あの、美しい七大天使を手に入れたいという欲は魔族の性にそのもの。
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