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[サーバル] 6.休日に見る真夜中に夢

真夜中……。 夢を見ていた。 夢の中の俺は、リビングのソファで丸くなって眠っている。 部屋の中は暖かいし、ソファは柔らかく、草原のようないい匂いが漂っていて、とても心地よい。 和樹さんがゆっくりと近づいてきて、俺の横に座り、毛並みを確かめるよう背中を撫でてくれた。 気持ちがよくて、猫のように喉がゴロゴロと鳴る。 和樹さんの顔を見上げると、愛おしそうに見つめ返してくれるから、その頬を触ろうと手を伸ばした。 視界に入る自分の手にヒョウのような模様があってギョッとしたが、そうか自分はサーバルキャットだったと思い出す。 うんとこの人に甘えたい。 きっと今ならそれが許される。 そう思って顔を擦り寄せると「洋介」と小さな声で名を呼んでくれた。 だからお礼のつもりで、舌でその唇をペロリと舐めた……。 — 夢から意識が浮上した時には、俺は自室のベッドの上で、スエットも下着も脱がされていた。 「ようやく目が覚めましたね、洋介」 そう告げる彼の顔はすぐ近くにあり、甘い吐息が胸元にかかるから、俺の身体はビクンと震える。 「か、和樹さん?」 彼がこんな夜遅い時間からこの家に来るのは、久しぶりだ。 イヤホンで盗み聞きしているのがバレた夜以来だろうか。 「この前、また今度って約束しましたからね」 俺の中心は知らぬ間に、硬く大きく張り詰めている。 和樹さんはまだパジャマ代わりのスウェットを着たままだ。 「和樹さんも、脱いでよ……」 「えぇ、もちろん」 二人して全てを脱ぎ去り素肌を合わせれば、熱いくらいに互いの体温を感じる。 俺は、幸せで幸せで泣きそうだ。 和樹さんは張りつめた中心をグリグリと俺に押し付け「早く挿れたい」と耳元で囁いてきた。 ローションが纏わりついた指が、俺の中へと侵入してくる。 ぬるっと入ってきた指に、的確によい箇所を刺激され、思わず上擦った声が漏れてしまう。 だから慌てて、両手で口を塞いだ。 「大丈夫。了也も洸も、リビングのソファに二人並んで眠っていましたよ。ブランケットを掛けて、つけっぱなしのテレビだけ消しておきました」 そういえばあのアニメ、中盤に中だるみして少し退屈な回があったことを思いだす。 「んっ、か、和樹さん、あっ、そこ」 彼の指が俺の中を掻きまわすから、それだけで「きもちいい、きもちいい」と口走り続けてしまう。 丁寧に準備された後、ゆっくり押し込むように和樹さん自身が侵入してきた。 俺の呼吸は「はぁはぁ」と浅くなり、生理的な涙がにじむ。 自分の中が和樹さんでいっぱいになって、指の先までビリビリとした快感が駆け抜けて、心も身体も満たされていく。 「洋介っ」 俺を気遣うようにゆっくりと腰を使っていた上品で穏やかな和樹さんが、途中から理性を捨て、昂った欲望をただただぶつけてくる。 俺も、奥の奥まで彼が欲しくて「もっと、もっと」とシーツを乱し、快楽を求め腰を揺らす。 けれど……。 この人が、こうして時々抱いてくれるから、忘れられなくなるのだ。 諦めきれず、期待してしまうのだ。 いっそのこと指一本、俺に触らなくなったらいいのに……。 そう思いながら、和樹さんにしがみつき、その背中へ猫科の動物のように爪を立てた。 あさましくも両足を和樹さんの腰に絡みつけ、高みへと上り詰める。 息が乱れて、汗がこぼれて、二人のフェロモンが香り立った。 「いい、いい、あっ、もう、もうダメ、ねぇ、もう、あっーーー」 甘い嬌声とともに白濁を放つと、和樹さんの滾るものをキツくキツく締め上げてしまう。 彼は最後に大きく腰を突き上げ、色っぽい低い呻き声とともに俺の中へ、吐精した。 俺の好きな人が、俺をギュッと抱きしめ、愛おしそうに深いキスをしてくれるから、いっそ夢だったらいいのに、と思った。

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