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第12話 ロドリゲスの浮気!?(ジュリアス視点)①

 あれから9年経ちーー  俺とロドリゲスの野郎は18歳になっていた。  ロドリゲスの奴はこの9年でメキメキ強くなり体格も良くなり色気も増して若い貴族の男達にモテる。いや9年前からモテてた気もする。こいつの王子スマイルは反則級に男を誑かす。  婚約者の俺も青ざめるくらい。  たまに身体熱くなるけど、病気のせいだ。  俺はと言えば……相変わらず線の細いなよっちい病弱美少年だ。なんとか死なずに生きてる。医者の薬がいいんだ。その医者も年寄りに変えられたがやはり時々エロい目で見てくる!  総受けの呪いこええ!  でもとりあえず俺の尻穴は未だに守られている!!良かった!!  婚約者のロドリゲスはとりあえず時たまヤンデレ化進行のせいか結構ネチネチと嫌味(前世のことを棚に上げて)俺をいじめてくるが因果応報か俺は反省することも多くなった。いじめられる側の気持ちがわかったってやつで俺も大人になったな。  ロドリゲスのおかげで俺の貞操も守られてはいるが最近……ある噂が立つ。  ロドリゲスがなんと俺以外の若い男と親しく街を歩いてるとか密会してるとか!?  あっ!あの野郎!!俺という美少年婚約者がいながらよくもそんな真似できたな!!  いやっ!別に年頃だしあいつ中身腐ってるから誰と仲良くしようが俺は構わねえがなんだこのモヤモヤは!俺は護衛べったりで病弱だからあんまり外出も出来ねえっつうのに!!  腹立つ!自由なあいつが無性に腹立つ!  それにもう一つ噂はある。  考えたくもないが……。 「知ってるか?ロドリゲス様とジュリアス様……そんなに上手くいってないらしい」 「2人で出かけているところも見たことがないな……。ジュリアス様を王宮に閉じ込めているとか」 「何!?本当か?あのブレスレットが無ければ俺がジュリアス様の寂しさを埋めてやるのに!」 「身の程知らずめ!無理無理お前には!」 「でもまだキスの一つもしていないみたいだぞ!?」 「な、なんだと?信じられない!まさか……ロドリゲス王子は不能なんでは!?」 「夜に婚約者の部屋を訪れたことは一度もないらしい!それどころか執務が終わると自分の部屋に籠ったきり!」 「とんだヘタレ王子様じゃないか!!やはり不能なのだろうか!?」  とロドリゲスは男として周りからバカにされていた。  別に俺はあいつのことはどうだっていいが、普段からいろいろ気遣ってくれる優しいあいつの面も知ってる。  そもそも2人で出かけないのは俺の体が弱すぎてすぐバテるからだし、多分他の男にすぐ狙われるし、婚約者は単なる表向きの事で俺らの間に恋愛感情があるはずねえからな!前世からダチですらないしな。  だがなんとなく気に食わねえ。それに噂通りなら、あいつと出かけてる男は一体誰なんだ!?俺の知らない奴なのは間違いないだろうが。 「くそ!モヤモヤする!!」  とロドリゲスの奴に腹が立つ。  夕食の時ルンルンで外出から戻ってきたロドリゲスに俺は文句を言った。 「おいてめえ!何浮かれてやがる?愛人ができたって噂になってんぞ!?それにお前が不能とかもな!」  と言ってやるとロドリゲスは驚き困った様に 「うーん、男しかいない世界だから誤解だと思うけどさ、実は最近趣味の合う友人を見つけてさ、聞いてみたらその人も僕達と同じ前世持ちでさ!前世はイギリス人のオタクで意気投合して僕の作品の信者……あっ!!」  とヤバいこと言ったみたいに口をつぐみやがった!

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