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第14話 イチャつくか①

「でも困ったねえ……流石の僕も……周りに不能とか思われるのは嫌だし、夜だけちょっと君の部屋を訪れようかな?でも執筆時間減るのもなあ……」  というとジュリアスくんは嫌な顔した。偽装なのに。 「完璧王子のお前が薔薇本書いてるって皆にバラしてやりてぇわ!!」 「まぁまぁ!二人とも落ち着くですよ?……ロドリゲスくんもいきなり部屋を訪れたら不審ですよ?物事には段階があります!  恋愛漫画で学びましたよ!ボクはオールジャンルなので!!」  というセバスくんは実は前世イギリスでもかなりお金持ちの息子だったらしい。僕の知らない漫画やらも持ってたりしたらしく羨ましい!貧乏だった僕の前世とは違い。 「段階ってなんだよ!!」 「そりゃキッスからでしょ!キッス!」  とキスのポーズするセバスくんに引くジュリアスくん。 「しかも日常的にイチャついてるとこを見せつけないといけません!部屋に入るのはそれからですね!演技と見抜かれてしまいますよ!」  と的確に答えてくれた。うーん、確かに一理ある。いきなり夜部屋に通い出したらおかしいし。これまで全くジュリアスくんには嫌がると思って手を出してなかった。というか傍観者で楽しんでた。  でもよく考えたら普通に婚約者だしこの世界男しかいないから結婚するにしてもこの世界ではどのみち男である。腐男子として自分の恋愛は省いてしまっていたが……。 「そう言えばさ、セバスくんは男しかいない世界でよく婚約者が見つかったね?君も偽装なの?」  と言うとセバスくんは首を振り 「いえいえ、ボクはサリファー……サリーに惚れてますよ?男らしいと思います!」 「げっ!そっちのやつだったのか!お前!」  と言うジュリアスくんには首を振り 「ボクは前世は女の子と普通に付き合ってましたよ?でもね……この世界男しかいない。当たり前ですよね。変に思う方が変だと思われること君達も知ってるでしょ!?  サリーは幼馴染でしてね。しかも格好よくてボクは男女関係なく彼を好きになりましたし、彼もボクを好きになってくれました!愛に性別関係なーし!!!オールオッケー!!」  とセバスくんは手を広げた。 「そう……で?セバスくん受けなの?攻めなの??」  と気になることを聞くと 「うーん、ご想像にお任せしましょうー!」  と言われた!くっそう!セバスくんがどっちなのか気になりすぎる!! 「どうでもいいんだよ!そんなこたぁ!それより俺は嫌だぜ!こいつと人前で……いい……イチャつくとか!!」  するとそんなジュリアスくんにセバスくんは 「ふーむ、でも聞きましたがジュリアスくんはたぶんボクとロドリゲスくん以外の男には総受けなんですよね!?総攻めされたいならどうぞどうぞ」  と言われる。 「お前もそう言うこと言うのかよ!!」 「でも……そうしないとジュリアスくんはいずれこの国の王妃様になるのに子供も産まれないとなり、国民からも王様不能とか言われたりしますしね。どうするのですか?」  と言う。国民全員に僕が不能のヘタレだと思われ子供が産まれないのもなんか悪い噂が立ちそう。 「僕はね……別に今のジュリアスくんはそんなに嫌いでもないよ?だってこの見た目だしね」 「わかる」  とうなずくセバスくん。 「おい!俺は嫌に決まってんだろ!俺は男だ!!こんな見た目でもな!こいつとここ……子供とか冗談でも嫌だぜ!!」  とハッキリ言い、少し傷つく。こんなに見た目は綺麗なのにね。勿体ない。 「……そうだ、セバスくん。それなら僕達に男同士どうやって好き合ってるか見せてくれない?」  と言うとジュリアスくんが 「は?お前何言ってんの?バカなのか?」  と言う。セバスくんは 「おおー!それで先生の薔薇本のネタになるならボクは構いませんし見られながらサリーといちゃつけるなんて恥ずかしいけど君達の参考になるならー?」  と言うので僕は確信した! 「わかった!!セバスくんが受けなんだね!!」  と言うとセバスくんは照れた様に 「大正解流石先生!!」  と言い、意気投合しているとジュリアスくんが 「どっちでもいいんだよ!オタク共が!!」 「まぁまぁ見て損はないよ?ジュリアスくんも通る道だよ?勉強と思って」 「誰がそんな気持ち悪い勉強するかよ!!」  と言うが結局僕達はセバスくん達のイチャイチャ見学に行くことにした。

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