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第25話 ジュリのリハビリ

 結局僕達はそれからしばらく夜になると3日に一度くらいは一緒に眠りヤッて朝を迎える性活をしていた。付き合いたての恋人同士だから仕方ない。廊下でもたまに見せつけるようにキスをしたら周りの奴らも以前のような噂を立てなくなり今度は 「ロドリゲス王子の酷い執着でジュリアス様は寝る暇もないそうだ!睡眠不足でゲッソリと……」 「なんて王子だ!ふしだらな!!」 「最低だな!!ジュリアス様が壊れてしまう!私が保護したい!」  と言い出す始末だ。結局僕の事が邪魔なだけじゃないか!お前達!  その事をジュリに言うと 「そりゃお前からなんかドス黒いヤンデレ執着がにじみ出てんだよ。目が本気で怖えもん時々」  と言われる。えっ!?マジで!? 「そんな?普通なのに。ちょっと酷いこと言う奴の食事に軽い死なない毒を混ぜたりするだけで……」 「こえええよ!!!お前マジでヤンデレ進んでんぞ!!知らないうちに被害者出てんのかよ!あと、最近お前そのグッズをチラチラ持ち歩くな!」 「えっ?はっ!!?な、何これ!!?」  と見ると僕の腰から何かヤバイ監禁道具袋がガチャガチャと音を立てていた!い、いつの間に!!? 「恐ろしい。無意識なのかよ。お前怖い」  と言われた。 「気をつけるよ。……それはそうとだいぶ血色が良くなったね」  と言うとジュリは少し嬉しそうに 「ああ!なんか知らねえがお前とヤリ出してからなんか調子いいんだぜ!!体力はつくし……本当に治ってきたかもしんねぇ!!」 「本当に?やった!良かったね!!ジュリ!」  チュと頰にキスするとジュリが嬉しそうにした。何これ幸せ!! 「ラジオ体操もよ、以前は一回終わるまでゼェハァしてたけど最近は息切れしなくなった!!今度散歩に行くから付き合え!」  と言われ僕は嬉しくてうなずいた。  ジュリの体力がメキメキと良くなってきていることに素直に嬉しい。 「頑張って体力がついたらデートも旅行にも行けるね」  と言うと 「おお……一応の目標だ。実家の門まで歩くだけでふらついた俺なのに嘘みたいに身体の調子がいい!俺ようやく……剣を持てるかも知れねえ!!」  とジュリがキラキラしていた。 「いや、ジュリは剣ダメでしょ」 「む!何でだよ!!」 「僕が守るので」  と言うとジュリが真っ赤になった。 「それは……まぁ……よろしく頼む」  と素直になってきたジュリ可愛い。唇にもキスを落としてしばらくキスしまくった。  そこへセバスくんが訪ねてきて新しい商品を持ってきた。それはなんと…… 「これ……登山用品!?」  そこには登山で使う前世でよく見たものが並んでいた。 「そうだよ!どう?君たちもとうとう出来ちゃいましたので!!ジュリアスくんの病気も治るはずです!リハビリが良くなってきたら山登りしてみたらどうですか!?」  と言うとジュリがキラキラし出した。 「セバス!!嬉しいぜ!ありがとう!!山か!!いいな!テッペン!!」  と言う。セバスくんが変な顔して 「うわぁ!!ジュリアスくんにありがとう言われる日が来ようとは!!愛は素晴らしいリハビリね!!」  と言われた。 「うるせえ!俺は決めたぞ!山に登れるようになる!!ロディ!!付き合え!!」  とジュリは元気に腕をまくり振り回していた。僕とセバスくんはほっこりしてそれを見て 「そうだね。山も空気が良くて良いかもね。登れるようにもう少し身体を鍛えようね」  と言うとジュリは嬉しそうにうなずいた。  ジュリに生きる目的が一つでも見つかった事が僕は嬉しい。  そしてもう一つ……セバスくんが僕の最新刊を持ってきて 「先生、サインください!!今回からの新展開!!ジュリエットとロミオの燃える恋が気になり過ぎて次巻が待ち遠しくて堪らないですよ!!  知ってますか!?先生の最新刊でこれまでのロミオのイメージがファンの間でガラリと変わってきて!今、派閥出来てきてますよ!!」  と言った! 「え?派閥!?」  確かにロミジュリの最新作ではとうとうロミオが行動に移してジュリエットへ長年の変態覗き行為を謝罪させた。ジュリエットの方もロミオ一人が気になり出すという展開に入った。 「そうだ!俺も聞いたぜ!元々の希少なロミオ派に割って入ってきた新しいロミオ派がいかにロミオが素晴らしいか論争してんだ!!」  とジュリが鼻息荒く言った。 「どっちもロミオファンなら別に派閥作らなくてもいいのに」  と作者である僕が言うと 「いや、全然違うんですよ!これが!変態ロミオ支持の人と真面目イケメンロミオ派と真っ二つらしいのです!!」  という。なんだそれは!? 「昔のファンとの小競り合いらしいぜ。ま、俺は昔から今の新ロミオ派の意見と同じだったけどよ!!ははは!!  てことでさっさとお前は続き書け!!」  と言ってくる。まるで編集者か!?と言うくらいだ。 「じゃあ今夜も僕と一緒にネタのために愛し合おうね」  と言うとジュリが赤くなりセバスくんが 「おお!よろしくお願いします!ジュリアスくん!君も続きをその身体で提供して先生に素晴らしいアイデアと続刊を!!」  とキラキラして見てくる。 「うううう……くそ!」  と言うジュリだが結局は協力してくれそうだ。本読みたがってるし。  そうだ。この前買った透け透けのあれを着用してもらわないとなあ。ファンも喜びそうだしとニヤリとしてその顔を見たジュリは何か察して引いていた。  セバスくんが帰るとジュリは登山グッズを眺めたりストレッチを始めた。  彼も目標ができ僕もとても嬉しい!  たまに仕事場(執筆の秘密部屋)をジュリが見せて欲しいとねだったから内緒だよと言い案内した。僕の部屋の額縁の絵を少しずらすと開く秘密部屋を見てジュリは驚いていたし、中に入り資料とか見てちょっと引いたけど生原稿を発見すると読みたがったが 「ダメダメ!発売前のは読んだらダメ!」  と取り上げた。 「ちっ!ケチめ!」  とプンスコするが使ってるペンや過去に描いた原画絵を発見し 「うおおああおおおおお!!生絵!!うめえええ!!これくれよ!!なあ!!」  と目を輝かせるジュリ……。    ヤバイな。ちょっとオタクになってきてるけど本人に言うとまた否定するだろうから黙っておくか。 「いいよ、ただし……僕の言うことを聞いてくれたらね……ちょっとだけでいいから手首縛りながらキスさせて」  と僕のヤンデレ化も進んでいた。  葛藤した挙句にジュリが折れてとうとう縛らせてくれたので僕は何か湧き上がる力に興奮が止まらなくなった!! 「くくく……これで抵抗できないねジュリ。もっと嫌がっていいんだよ?」  と言うとジュリは 「ちっ、またヤンデレ化しやがったな。はぁ……もういいからさっさとキスしろほら!」  と言うからもっと嫌がってよ!!  と催促しつつ壁に寄りかかりながら深いキスをした。キスだけじゃ足りなくなりその後仕事場を出て結局ベッドで愛し合ったけど。  そんな幸せな日々を過ごしていたけどある日それが一転する事になろうとは。

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