32 / 52
第32話 罠にかかりキレる僕②
「なにすんだ!やめろ!!」
ジュリが男達に捕らえられ後ろ手に鎖を巻き付けられ僕は……他の男がジュリに触れたことで怒りに震える!
「何をする!ジュリを離せ!!先輩!!いい加減にしろ!」
と言うが先輩は笑い男達に残酷な命令をした。
「次のネタにするから……その淫乱男を複数で気持ち良くしてやりなさい!?私達……ロドリゲス王子の目の前でね?」
と言った。ジュリは震えて青ざめ男達がジュリのブレスレットを引きちぎった。よく見ると魔道具封じの手袋を嵌めていたらしい男達は笑いながらジュリのズボンを撫で回し始めたのを見て僕はブツンとなんか切れた。
そして男達に上から押さえつけられているが袖に隠し持っていた毒針を躊躇なく男の手首に刺して
「グアっ!」
と男が呻き崩れ落ちた。
他の覆面黒服男達が驚きこちらに武器を持ち僕を再び捕らえようと向かってくる。僕はつり目を細め懐から小さな玉を取り出し床に投げた!!
魔術師に作らせた所謂閃光玉と同じ効果を持つそれが炸裂した瞬間僕は目を黒い魔道具眼鏡でシャットアウトし更に隠し持っていた短剣で男達が目をくらませている間に急所を切りつけ絶命させた!
ジュリを触った男も蹴飛ばして急所を潰した。他の男達も怯んでる隙に次々と刺していき全員倒れた所で先輩の手首を捻じ曲げ首に短剣を当てた所で光が収まった。
ジュリは目を閉じていたから何が起こったのか分からずそろそろと目を開くと惨劇が繰り広げられていたので驚き
「なんじゃこりゃあああ!!?」
と叫んだ!!
僕は低い声で
「先輩……引いてください。僕をあまり怒らせないでください。殺しますよ?先輩には絵や趣味を教えてもらいましたけど…それは前世で終わったこと……。今の僕は多分別人です。
貴方のものじゃないし僕が愛してるのはジュリだけだ」
と言うと先輩は涎を垂らした!
は!?
「ふふふ、うふふふふ、いいっ!ヤンデレ化したって神様から聞いてたけど!
こんなに容赦なく男達の大事な所を使い物にできなくするなんてねぇ!ジュリアスくん……彼のこと怖くないの?
うふふふ!いいなぁ!あ、私ね!神様から力を貰ったのよ!あんた達みたいな……。
私が貰ったのは……ドM属性なの!!」
「は!!?」
と僕は我に帰る。
「キメェな……」
とジュリは立ち上がった。さすが元ヤン。血を見てもそんなに怖がらない。むしろ他の男に触られる方が彼には怖かったようだ。
「つまり千隼くんに虐められたりしても嬉しいってことなのぉ!千隼くんの手で殺されるのなら本望よ!!
さあ!殺しテェ?」
と嬉しそうにぼたぼた涎を垂らしてニヤけた。それに前世の太った先輩が涎を垂らしながらBL本を勧めたのを思い出した。
「……」
僕は先輩から離れてジュリの方に戻る。
「ああん!千隼くん!どうしたの?そんな尻軽淫乱男より私を虐めてくれない?千隼くんのヤンデレ受けてみたいの!」
と言うのに僕は戦慄してブワリとなんか蕁麻疹みたいなのが出た!!
「ロディ大丈夫か!!?おい、キモ女男!何してくれてんだ!俺のロディに!!」
とジュリが庇う。
「は!どきなさいよ、ひ弱ヤンキーもどきが!!」
「くっ!ひ、ひ弱!?クソが!」
「あんたなんかそこらの男にヤられまくってればいいのよ!!私の千隼くんに手出すんじゃないわよ!!」
と言う先輩にジュリはキレた。
僕から短剣を奪い取り
「このやろーーー!!」
とジュリが短剣を振り回しながら先輩に突っ込んでいくが簡単に手首を掴まれて壁に打ちつけられる!
「ジュリ!!貴様!!」
と僕はもはや思い切り先輩の股間の急所を蹴り上げた!!
「ぎゃあああああああんんんんん!!」
と涎を垂らしながら先輩はビクビク倒れ込んだ。
「ジュリ!大丈夫!!?」
駆け寄るとジュリは壁に打ち付けられた時に頬を掠ったらしく白く綺麗な頬から血が!!
それを見て僕はまた意識を保てなくなり気付いたらあんあんと叫び続ける先輩を蹴り飛ばしぶん殴りぶっ殺そうとした所でジュリに後ろから抱きしめられ
「おおお、落ち着けおい!戻ってこい!殺すな!こいつ腐っても王子だ!王子殺しはまずいってえ!!」
と何とか止められる。僕は虫ケラを見るような目で
「今後僕とジュリに何かしようとしたら許さない!消えろカスが!」
と言い残し僕はジュリを連れボコボコに腫れ上がってもまだ僕を見ている先輩の恍惚な目に怒りと吐き気と悪寒が収まらなかった。
ともだちにシェアしよう!

