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第37話 計画は着々と①

 次の日……僕は手の空いてるものを集め通信魔石を探すことにした。  物置と言うが……要するに王宮の宝物庫の中の何処かに有り、中は広く魔道士達の探知魔法等も駆使して1日ががりで探した。  宝物庫の奥の小部屋は王族関係者しか入れない為、そこに僕とジュリが入り探す……が一通り探して無かったから結局サボってジュリといちゃついていた。  するとようやく見つかった様でジュリを連れ部屋に戻り魔石を使って師匠を久しぶりに呼び出した。  丸い形の魔石にボウッと師匠が寝ぼけた姿で映るが……なんか素っ裸であるし後ろからなんと裸の知らない可愛らしい男がいた!!? 「……おお!?なんだ……!ロドリゲス王子か!?大きくなったな!」  と師匠は服を着ながら話す。 「はい……18になりました」  と言うと師匠はうんうんとうなづいていたが後ろから男の子が先生にひっつき 「アイザック様ああ……誰ええ!?あ、この子素敵だね……はぁい?ミリエルだよ」  と手を振られた。  くっ!何かネタ神様が降臨しそうでペンを取りたくなる。ガチムチと少年。 「その方が奥様ですか?」  と聞くと師匠は 「いや違う。旅先で出会った子だよ。今はちょっと休憩していただけで……」  と言う。ジュリが僕の横から顔を出して 「何普通に浮気してんだ!!おっさん!!」  と突っ込んだ。成長したジュリを見て師匠が頰を赤らめて 「き、君は!ジュリアスくんか!?きき君も大きくなったね!!おお……本当に!」  と言うと浮気相手のミリエルさんが 「やだあ!アイザックったら何大きくしてんの!?失礼だね!僕がいながら!ふんだ!」  と言う。ジュリは青ざめて魔石に映らない所まで避難した。 「あっ!もっと顔を見せてくれ!ジュリアスくん!?ジュリアスくぅん!」  と師匠が呼ぶがジュリはうえーっという顔をして隅に行く。  僕は冷めた目で師匠を睨むと低い声で 「……師匠……ちょっとご協力願いたいのですが……よろしいですかね?」  と言うと師匠はびくりとして 「な、なんだい?ロドリゲス王子?」  すると何か音がして 「アイザック!!また貴方は浮気したねっ!!何してんの!!?」  と言う声と師匠がぶっ飛ばされミリエルさんがシーツに隠れた。  部屋の隅でゲシゲシと蹴られる師匠。足だけが魔石に映ってる。  それからボコられて白目になった師匠がいた。  魔石が持ち上げられ金の目がアップで映しだされた。パチクリした後少しカメラワークが引いて美しい人間に化けた男の人が現れる。緑の毛先の長い艶髪をしていた。 「なんだ?お前!?またアイザックの愛人の1人か!?無駄に綺麗な容姿して!許せん!!」  とお怒りで僕は違うんですと説明した。  すると 「なんと……王子だったのか。アイザックにはまだ手を出されてないのか。良かったな!こいつは本当に剣豪のくせに趣味が浮気なんだ。目を離すと直ぐ可愛らしい男を食べる」  と言う。師匠……こんな美しい奥さんがいながら……美形は3日で飽きるというやつなのか!?  とにかく僕はこの計画のことを話し協力をお願いした。師匠から奥さんを説得して貰うつもりだったけど役に立ちそうにないので直接奥様のウィンフィル様とお話しした。 「……竜の守護で国を守ってほしいと?」 「はい……お願いできませんか!?」 「ふむ……良かろう。ところでお前……もしや……この本の作者ではないか!?」  とウィンフィル様がさっとなんと僕の本を取り出した!! 「ええっ!?」 「や、やはりな!!私の目は誤魔化せんぞ!ふふふ作者様……。国を守護してやるからどうか……ささサインをいただきたい!!」  と言ってきた。 「あ……はい……いいですよ」  と言うとウィンフィル様が喜び 「ぬ!約束したぞ!!これで契約成立だ!!其方の国に手を出す者には竜の守護の元呪いが発動する!」  となんかあっさりと決まった。  数日後にはこの国に師匠を引きずりサインをねだりに来るらしい。まさかこんなとこにも僕の愛読者がいたなんて!!モデルのジュリにもお土産を持ってきてくれると言う。

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