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第39話 任務遂行の日(デビット視点)***

 ***  自分はデビット・グレイソン32歳独身恋人いない歴32年……つまりモテない。子供の頃から太っていてよくいじめられた。幸いにも魔力があって人よりできなかったが何とか親元を離れて王宮の魔道士兵団に入る事ができた。18歳だった。まだ髪はあった。  しかしそこでも自分は下っ端扱いで雑用を任されとにかくいじめられて髪はストレスで抜け落ち、ますますバカにされていった。両親から見合いの話が来るけど先方は自分の姿絵を見て直ぐに断りを入れられ悲しかった。  そんな自分が手にしたのはチハーヤ先生の薔薇本だった。ジュリエットがいろんな相手に犯されているのをロミオはいつも1人興奮しながらジュリエットを想い一人で除きながら処理していた。  自分もロミオみたいに毎日兵団の薄い壁から聞こえる声を耳をそばだて……壁だけでは満足出来ず鍵穴から覗いた。もはや日課だ。  寂しいがいじめられても(お前達昨日はあんなにしっぽりヤッてやがったくせに!)と思い雑用をこなす日々。  薔薇本は自分の心の薬であり支えであったがロミオ……何となくうちの王子に似てる気がする。  その頃王宮内ではロドリゲス様が婚約者のジュリアス様と仲が悪いとされており噂されていた。  そういやロミオもジュリエットと表向きそんな仲良くない展開だ。  ううむ。少し似ているな。  月日が経ち、とうとうロミジュリ展開に入り世間ではファン層が変わってきた。自分は元々変態ロミオ派であったがファン達の抗争を見て確かに一途なロミオもいいなと思い初めて結局一途ロミオと変態ロミオのファンになった。まぁどの道ロミオだからいいか。  そんなロミオに何となく似ているロドリゲス様…。ファンの間でジュリエットのモデルがジュリアス様と言う事は有名だったが最近はロミオのモデルはロドリゲス様では?と言う噂も密かに立ち始めていたんだ。  そんな時なんとロドリゲス王子から呼び出しを食らった!自分は何をヘマしたんだ!?ど、どうしよう毎夜の覗きのことか!?怒られる。ロミオ!どうか自分を守って欲しいっす!  と服の中に本を忍ばせて部屋に向かった。  面と向かって会ったロドリゲス王子が美形でキラキラしており眩しい!!自分のメタボ腹が恥ずかしくなる!!  しかし計画の一端を聞き、この人……もしや……やはりロミオ!?いやまさか作者では?と気付いたのだ。  話してみるとやはりそうだった!!サイン欲しい!!と本を取り出した!持ってきていてよかった!!  しかも任務遂行で昇格だ!!今まで虐めてた奴らの上官になれるんだ!任務だって、バレても安全保障に高価な転送魔法で直ぐ逃げる事も出来るしな、何よりフェルナンド様も相当美形だ!!自分は日頃の雑用で鍛えており力はある。屈強なフェルナンド様でもギリギリ押し倒せる!  というか日頃からめちゃくちゃ溜まっているからな。  しかも途中まではロドリゲス様の姿だし騙されてくれるだろうし、ロドリゲス様はロミオと似ていて少々ヤバイ趣味があるだろうからまずはフェルナンド様を鎖で繋いでおくと安心だろう。 「こんなチャンスが!!フェルナンドさまを犯し最期までやり遂げてみせる!!」  と決めて任務遂行の日が来て……ロドリゲス様が改めて二人きりで密かに話したいとフェルナンド様を呼び出す為にと手配された宿へと向かった。  *  ロドリゲス様は外で自分を呼び 「ここからが本番だよ。僕になりきり頼むね?報酬も弾むよ」  と言ってくれ自分は完璧にロドリゲス様に変身した。魔力量はそんなに多くないから途中で変身は切れる。その前に押し倒してやるんだ! 「お任せください!ロドリゲス様!必ずや成功させます!」  と握手して自分は宿に乗り込み指定された部屋をノックすると……  フェルナンド様が椅子から立ち上がった! 「ああっ!本当に一人で?二人きりで会ってくれるなんて思わなかった!!」 「……フェルナンド王子……お久しぶりです。怪我の方は良いみたいですね」 「うん!ようやくね!君にボコボコにされてとっても幸せだったよ!!」  と頰を染めるフェルナンド様。話には聞いていたがロドリゲス様キレると怖いんだな。 「僕を諦めてくれるなら一度だけ貴方を抱こう。この交渉受けて貰えますか?僕には愛するジュリ……がいるので……。これきりにしていただきたい!」  とはっきり言うと 「うう……そ、そう……一回か……でもこのチャンスを逃したら……」  とフェルナンド様はブツブツ考えた末 「わかったチハヤくん!一回だけ私と愛し合おう!!絶対にあなたを満足させてあげるから!!」  と言った。チハーヤだろう?間違えて覚えたのかな?ロドリゲス様はフェルナンド様もロミジュリ作者がロドリゲス王子だと気付いてジュリアス様との仲を引き裂こうとしているって聞いた。ファンからしたらやめて欲しい。その為に自分はここに来たのだ! 「では早速……ベッドへ……ああ、激しめに攻めたいのでこれを装着してもいいですか!?」  と枷を取り出したらフェルナンド様が喜んだ。 「流石チハヤくんたらヤンデレなんだから!!」  と嬉しそうに自分から枷を嵌めてくれと腕を差し出した。まぁいいか。これでやりやすい。  ヤンデレとは何かは考えない様にするか。とりあえず乱暴な言葉で責めて扱えと王子の台本通りに自分は動くことにした。  押し倒しビリビリにフェルナンド王子の服を破き始めてのキスからの濃厚な舌入れキスをしてやると溶けるくらい涎を出し恍惚な顔でフェルナンド様が 「ああん!嬉しいっ!やっと私を見てくれたチハヤくん!やっぱりあの淫乱ヤンキーなんかより私の方が好きだよね!」  と言う。ヤンキー?よくわからないが 「うるせえ。ベッドの上では他の男のこと考えたら殺しちゃうよくくく」  とナイフまで首に当て、 「こういうのが好きなんだろう?」  と言うと 「やあん!嬉しいっ!!殺してええ!早くうん!」  とフェルナンド様が喜ぶ。自分がロドリゲス様の顔をしているからこそだ。  自分はとりあえず胸からいじめて毎晩見ている魔道士達の乳繰り合いを参考に胸を執拗に虐めた。少し感動しながら。下でフェルナンド様が喜んでいる。 「ああん、胸ばかりだめえん、意地悪う!焦らさないでええ!早く下もいじってええ!」  と言うから (確かこんな感じだったよな?)  と穴の周りを指でなぞる。 「きゃあん……。チハヤくんたら早く入れて……」  とお尻を向けられ催促される。 (大丈夫だ!散々覗いてきたんだ!やれる!)  と自分は初めて人のお尻に指をいれた。 「ああ……あ……あん」  とフェルナンドさまが気持ち良さそうに鳴く。 「……違う、優しくしすぎたな、乱暴に、だった」  少し指で中をいじると引き抜いて今度は一気にズボッと穴に増やした指を入れたので 「ぎゃあああああ!!いっ、いったああーあーあーあーあー!!」  とフェルナンドさまが涙を流しながら痛がった!!驚いて引き抜くと指から少し血がついておりヒッと思った。お尻の端から少し血が出ていた。 「……くっっ!うう!い、痛いわ!!……で、でも流血プレイしてくれるなんて最高よ!チハヤくん!もっといじめテェん!私!我慢できるわ!!」  と喜んでいた。まぁ喜んでいるしこれは任務だと構わず指を適当に穴に入れてほぐした。 「あはぁん!痛い!!……ううっ!!」  と痛がるフェルナンド様。なかなか可愛らしいではないか。興奮してきて執拗に攻めた。 「あう、あん!いやん!……ああっ!」  フェルナンド様が段々と自分の指で感じてくれていることに喜びを隠せない。  毎晩行為を盗み見ていたおかげだ!  そこでとうとう自分の変身が溶けてしまった。フェルナンド様の中に入った指が明らかに元の太い自分の指に戻る。 「ん?……なんか変……奥の感覚が……さっきと違う……?」  と違和感に振り返ったフェルナンドさまは目を開き、そこに小汚い薄毛でデブのメタボ腹の自分を見て固まる。 「え……!?……は!?チハヤくんは??」  混乱しているフェルナンド様にさっと猿轡をはめた。人を呼ばれても困るからな。 「へっへっ、大人しくするっすよ」 「もががが!!」 「これまで気持ち良い声を出して鳴いていたじゃないっすか!」  みるみるとフェルナンド様が青ざめて首を振りやめてくれと訴えているが 「ここまで来てやめられるかっ!言うことを聞け!」  そうだ、こんなチャンスもう二度と訪れないかもしれないのだから!  お尻をベチンと馬の様に叩くと割れ目を広げて自分の固く大きくなった凶悪なものを取り出した。フェルナンド様が首を振り続けたが無視をし入れ始めた。  メリメリしてフェルナンド様が白目を剥きそうになるが頬を叩き正気に戻させた。フェルナンドさまが鼻と目から涙を流す。  そして自分は毎晩の魔道士達の激しい腰使いを参考にしてフェルナンド様を犯した。  毎晩夢見ていた光景がそこにあった。 「んぐーーー!んんん!!んぶー!」  と声にならぬ声を上げて青ざめたり赤くなったりするフェルナンド様。 「そら!もっと自分を意識して感じるっすよ!!」 「ん!……んん!……っっ!!」  力が抜け揺さぶられるだけになるフェルナンド様。  欲望のまま限界まで自分は腰を振り乱暴に打ちつけ、とうとうその時が来て初めて自分は美形なフェルナンド様にこれでもかと奥まで中に解き放った!  おおおおお!これは最高に気持ちが良い!!自分で長年抜くよりも遥かに快感だった!!なるほど皆こんな快感を味わっていたのか! 「…………」  フェルナンド様は途中から気絶してしまったらしく白目を剥いていたが、さっきの中で出した快感が忘れられずにこの後も気絶しているうちに気が済むまで数回犯した。それから自分のがこぼれない様にロドリゲス様から預かっていた貞操帯のをガチャリとフェルナンド様の下半身に取り付けて鍵は壊した。  そして服を着て転送魔石を使いその場からまんまと消えて自分は任務達成した!!  *  その後報酬やら昇格やらで自分の生活は一変した。底辺にいた自分だが今はストレスが無くなり高級なダイエット食材で痩せて髪も綺麗に生え揃い、魔道士達の上官になり、更に若い男達にモテ始めた。  ロドリゲス様もおめでとうと喜んでくれたし褒めてくれた。  しかし夜になると自分はロミオの真似をして鍵穴から行為を覗き見てしまうのは当分やめられなかった。  ーー今日もロミオのように1人で覗く……。

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