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第52話 眠る側で***
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ダイアは身体が弱いながらもハイハイの練習をしていた。一歳半になりそろそろ乳離れをすることになり最近は離乳食を食べさせることにした。ジュリの乳もほとんど出なくなったし身体も元のように線の細い美しい身体に戻った。
そんなわけでたまにジュリの事をジュルリと見てくる視線に気付く。またか。
妊娠中子育て中は遠巻きに応援していた使用人達はまたしても総受けのジュリの事を気にし出して人妻ということもありソワソワしていた。
国王陛下の妻なのに総受けが発動しまくりジュリは結婚しても気を付けていなければ横から掻っ攫われる。
後、最近は子育てでご無沙汰なので僕はひっそりと寝室にYES NO枕を置いておいた!!
休憩中に寝室を除いてみたらジュリがダイアをベビーベッドに寝かせた所で枕に気付き
「あ、アホか!!あいつ!!」
チッ!と舌打ちしながら一回枕を蹴飛ばしたが、拾いに行きボスっとYESとひっくり返してるのを隠し見た。
くくく、本当にジュリったら素直じゃないなぁ。ロミジュリにもそういう展開を入れようかな。
と考えた。メイベルが持って来た書面に目を通して仕事をこなして執筆時間を少しとった後、夜中になるとジュリはベビーベッド近くのソファーに寝ていた。
優しく抱き抱えると
「ん……ロディ……仕事終わったんか?」
と眠い目を開けた。
「うん、ごめんね……待たせたね。眠い?今日はやめておこうか?」
と言うとジュリが赤くなり首を振る。
どうやらジュリもしたいんだと思うと嬉しい。ガチャっと音がしてジュリが半目になった。
「おい、ロディ!お前また腰にそのグッズ持って来やがったな!?」
「はっ!!い、いつの間に!そんな!記憶がない!!」
とまるで拷問のように怪しいグッズの袋を腰から下げていた自分のヤンデレ化に恐怖する!
「チッ!久しぶりだからって!……仕方ねぇなぁ。たまにはお前の趣味に付き合ってやるか!」
と言うから僕は嬉しくなり目を細めクローゼットの奥に行き中から秘密裏に作らせたバニーガールの衣装を取り出してジュリがもはや呆れて白目になった。
「やっぱり前言撤回」
と言ったが
「頼むよお!」
と言うと悔しそうに赤くなりジュリは渋々着替えに寝室に繋がる部屋に入った後数分してウサギ耳を付けたバニーガールになって戻ってきた。恐ろしく魅惑的なバニーガールになり僕も興奮する。もっと興奮してガチャっとジュリの手首と首に首輪をつけた。首輪には短いけど紐が少しついている。
「この変態!」
僕はナイフも取り出し刃を舐めて悪い顔ごっこをした。
「うふふ、大丈夫……大人しくしていれば傷つけないからね?」
と言うとジュリは眉を顰め
「おい……その前にダイアを隣の部屋に移せよ」
「ええ?でもぐっすり寝ているしジュリが声を出さないようにしたら大丈夫だよ……ほら」
とハンカチを噛ませた。
また渋い目をしてたがとりあえず好きにしろとばかりに目を瞑ったので、ジュリの上に覆い被さり、バニーガールの服越しにゆっくりと触れていく。
指先でなぞるたびに、ジュリの身体がびくりと震えた。
「……っ」
声を押し殺し、ハンカチを強く噛み締めている。
ふふ……可愛い。
頬に軽く口づけてから、胸元の布をずらす。
露わになった白い肌に触れると、先端はすでに硬くなっていた。
「もう、こんなに……」
指で軽く弾くと、ジュリの肩が小さく跳ねる。
耐えるように目を伏せている顔が、たまらなく愛おしい。
そのまま指先を滑らせ、ゆっくりと下へ――。
腰を撫で、太腿をなぞり、内側へ。
下半身の服の隙間から指を入れてジュリのものに触れた瞬間、ジュリの息が詰まった。
「……!」
ハンカチ越しに漏れる、かすかな声。
焦らすように何度も指を滑らせると、身体は素直に反応していく。
もう隠しきれないほど熱を持っていた。
「こんなに欲しがってるのに、我慢してたの?」
耳元で囁くと、ジュリは悔しそうに眉を寄せながらも、視線を逸らせない。
その反応が嬉しくて、指を絡めるように動かす。
身体が小刻みに震え、服にじわりと滲む。
「ふふ……ほんと、いやらしい顔」
とジュリが恥ずかしがる中、お尻を持ち上げ服をずらして脱がそうとした所で、
ダイアの方へ一瞬視線を流す。変わらず無防備に眠っているのを確認して、胸の奥がわずかに熱を帯びた。
黒い部分の服を脱がせると、太腿までの編みタイツと首輪、そしてうさ耳だけが残る。
ハンカチを噛んだままのその姿は、あまりにも無防備で――思わず息を呑むほどだった。
僕はそっとハンカチを外し、首輪の紐を軽く引いてこちらへ引き寄せる。
とろんとした目をしたジュリに触れるような口づけを落とし、そのまま唇を割って指を差し入れると、ジュリは甘く噛みながらわずかに睨んだ。
どうやら、これでは足りないらしい。
唾液に濡れた指を自分で舐め取って見せると、ジュリは顔を赤くする。
耳元で囁き
「ごめんよ……舌の方がいい?」
と言うと睨みつつコクリとうなづいたので
「ふふ、じゃあダイアが起きないように静かにね」
と言うとジュリが唇を開いて舌を見せる。吸い付くように舌同士を合わせたキスをした。
「んんっ…ふっふう」
とジュリも待ってたように気持ち良さそうで口の端から涎を垂らしつつも僕とやらしい音を立てた。
唇を離すと銀の糸が繋がって舐めとるとジュリは赤くなり寝ているダイアを気にして
「ハンカチ……」
と言ったのでまた噛ませて肩や鎖骨に赤い印を落としていく。
「んっ!」
と我慢しているジュリが可愛い。
久しぶりだしね。
ジュリの可愛い息子を口に含み可愛がるとジュリが震えてイッて口の中に吐いたのを飲み込んだら顔をしかめていた。相変わらずジュリらしい反応だ。
編みタイツ越しに白い脚へキスを落とす。足先へと辿るうちに、ジュリはくすぐったさを堪えるように小さく身をよじった。
僕はジュリの腰の下にクッションを入れて足を僕の方にかけた。お尻の穴がよく見える。ジュリは恥ずかしさで目を瞑り、僕は穴周りにもキスする。
「久しぶりだし……今日は、これを使おうか」
そう囁きながら、用意していた香油を指先に取る。
待ちきれない様子のジュリに気づいて、わざと焦らすように――足先で触れてやると、
「……っ!」
ハンカチ越しに息を詰まらせ、わずかに睨みつけてくる。
違う、そうじゃない――とでも言いたげなその視線に、思わず口元が緩んだ。
「ふふ……欲しいのは、こっちだね?」
耳元で囁き、指を差し替えてゆっくりと滑り込ませる。
途端に力が抜けたように身体が揺れ、ジュリは小さく震え、
「ん゛っーーー!!」
とイク。ハンカチを噛んでいるのでくぐもった声を出している。
十分に指で中をほぐしたあと、僕ももう我慢できなくなり、衣服を脱ぎ捨てる。
香油を指に取り、ゆっくりと整えてから――ジュリの中へと身を押し入れていく。
「……っ……ん……!」
奥へ進むたび、ハンカチに押し殺された声がかすかに漏れた。
「はあ……もう少し……」
ゆっくりと奥まで押し入れ、すべてを受け入れたのを確かめてから、ジュリを抱き寄せる。
そのまま一度、息を整えるように間を置いて――耳元へ顔を寄せた。
「ああ、ジュリ……やっぱり君の中は気持ちいい……。ジュリも、嬉しい?」
返事の代わりに、内側からきゅうと締めつけられる。
「ああ……そんなに締めたら、まだもたないよ。これからなのに」
低く囁きながら、唇を塞ぐようにキスを落とす。
「……っ……ふっ……」
押し殺した吐息が、わずかに漏れる。
――ふと、ジュリの視線が逸れた。
その先には、すやすやと眠るダイアの姿。
「ダメだよ」
首輪の紐を軽く引き、こちらへと向き直らせる。
「今は、僕を見て」
視線が重なり、紫水晶の瞳がこちらを映す。
もう逃げられないと悟ったのか、ジュリはわずかに頬を染めたまま、静かに目を閉じた。
ハンカチを噛ませると、小さくうなずく。
「……動くね」
コクリ、と返る仕草を確かめてから、ゆっくりと腰を動かし始めた。
「……ん……っ、ん……」
ハンカチに押し殺された吐息が、途切れ途切れに漏れる。
揺れるたび、ジュリの身体がかすかに震えるのが伝わってくる。
――久しぶりの感触に、思わず息が熱くなる。
このまま離したくない。
けれど、乱せばすぐに気づかれてしまう距離だ。
それでも――
ウサ耳を揺らし、必死に声を堪えるジュリの姿に、理性が削られていく。
わずかに軋む寝台の音に、鼓動が速まる。
抑えようとしても、次第に動きは深くなり――
「っ……ジュリ……」
限界が近づくのを感じながら、強く抱き寄せる。
中で震える感触に、耐えきれず――
「……っ、は……!」
奥へと流し込みながら、息が乱れる。
「ん゛っ……!」
ハンカチ越しに、堪えきれない声が漏れた。
背を反らし、小さく震えるジュリを抱きしめる。
やがて力が抜け、互いの呼吸だけが静かに重なった。
僕はジュリの手首と首輪を外し、自由になった身体をそっと抱き寄せる。
「ありがとう、ジュリ……僕のわがままに付き合ってくれて」
「ダイアが起きなくて良かったけど……次はちゃんと二人きりがいい……あと、普通の格好でな」
少し拗ねたように言うジュリに、思わず頬が緩む。
――ああ、可愛い。
ふと視線を向けると、ダイアは変わらず穏やかな寝息を立てていた。
静かな寝顔に、胸の奥がわずかにほどける。
(ごめんね、ダイア。……でも、元気に育ってくれ)
そう心の中で呟きながら、ジュリを抱いたまま、ゆっくりと瞼を閉じた。
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