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前編⑥
「んー、今何時かな……」
背後で攻めプレイヤーの声がする。射精もしたし今日はもう終わりだろう。NPC姦プレイヤーとして初めてのエロイベントで潮吹きまで経験し、俺は大満足だった。
(顔もわからない見知らぬ攻めプレイヤーさん、ありがとうございました……)
ずっと背後にいたため攻めプレイヤーの顔は見えなかったが、イケボで攻められいい思い出になる初セックスだった。擬似体験だけど。もうすぐ去るであろう攻めプレイヤーに心の中で感謝を伝え、俺はログアウトするためシステムウィンドウを開こうとする――が。
「ん゛ぅ゛っ♡!?」
攻めプレイヤーが俺NPCの腰を掴んで、未だにナカで硬いままのちんぽを奥にぐりゅっと押しつけてきた。
「ね、もう何回かシよう?」
「オ゛ッ゛♡ ほひゅぅっ♡」
今度は立ちバックでばちゅばちゅと腰を打ちつけられる。今日だけでしっかり彼のちんぽの味を覚えされられた俺のアナルは、また快感を得られると悦んできゅんきゅん締めつけていた。
(あと1回じゃなくてもう何回かって言ったか……!? 気持ちよかったけどさすがにそれは……!)
仮想空間だとしても俺の精神的にはしっかりセックスでの疲労を感じている。正直このまま気持ちよかったという思い出だけ残して終わりたい。
(まあでもしょせんNPCの中に入ってるだけだし、途中で俺がログアウトしても大丈夫か。そのままNPCとヤり続けるだろうし……)
「ひゅぐっ♡!? ん゛ほ゛ぉ゛ぉ゛っ゛♡」
「あは、ログアウトしようとしてる? だーめ♡ ちゃんと最後まで付き合ってね。中に入ってるかアイコンでわかるし……出てったらマンコの違いですぐわかるから。このマンコで責任持って僕のチンコ気持ちよくしてね?」
(しらんしらん! 勝手に責任を負わせるな!)
届かないとわかっていても俺は叫ぶ。しかし届かないので攻めプレイヤーは俺NPCのナカを蹂躙する。
「あ゛ぁ゛っ♡ あん゛っ゛♡ ふ、ぁああっ♡」
「はぁ、ほーんとえっろい声♡ もっといっぱい聞かせて……?」
結局俺はしっかりと快楽に飲まれ自らログアウトすることはできず、あらかじめ全プレイヤーに設定されている活動時間いっぱいまで抱かれ続けた。プレイヤーの脳と体への負担を考え活動時間限界に達すると強制的にログアウトするシステムに、今日ほど感謝したことはなかった。
でも実のところ、いつもよりログアウトが早かった気がするから、多分最終的に興奮で強制ログアウトくらった気がする。
*
徐々に意識が現実に浮上する。VRゴーグルを外し、ベッドに寝そべっていた俺は上体を起こしおそるおそる己の下半身を見た。潮は吹いていなかったが、パンツは白濁とした液体でべっちょりと濡れている。服を着替え諸々の処理をし終えたあと、ベッドに腰掛けはあ、と息をついた。
最後はヘロヘロになったが、正直に言えばめちゃくちゃ気持ちよかった。自分で体感したNPC姦プレイは、期待の上の上のさらに遥か上だった。シチュエーションなどもよかったが、なにより相手がよかった。散々囁かれまくったイケボを思い出すだけで身体が熱くなるくらいに。
初めてのNPC姦プレイでのエロイベントが大満足に終わった俺は、VRゲーム用の下着について検討しはじめようかなと思い始めていた……。
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