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中編③

「ぁ、はぁ……♡」  余韻に浸っていると、祈りを捧げていた村人NPCがこちらにやってくる。俺NPCの痴態などまったく気にする様子もなく笑顔で口を開いた。 「神官様、また来ます」 「はぁい♡ 女神のご加護があらんことを……♡」  ぺこりと頭を下げ去って行く村人NPCに微笑む俺NPC。何気ないNPC同士の日常風景だが、俺NPCは上着のファスナー全開でインナーをたくし上げられ、下半身はモロ出しで床にはザーメン溜まり。倒錯的な状況に俺は背中がゾクゾクしてまた腹の奥が疼いた。  背後で衣擦れの音がして、ぴたりと俺NPCの尻に熱いモノが押しつけられる。 「はぁ、キミがエロいから僕のコレこんなんになっちゃった。だから、ちゃあんと治してね。神官の努めだから、ねっ!」 「あ゛、ぁ゛っ゛、あ゛あ゛ぁ゛~~~~っ♡♡」  3週間ぶりに熱くて大きい、俺を擬似非処女にしたちんぽが奥まで容赦なく挿入ってくる。中の俺が悦びに打ち震えていると、俺NPCのちんぽからぷしゃっという音がした。 「はひっ……♡?」 「うっそ、ハメ潮吹いた?」  どうやらあまりの興奮にちんぽが挿入ってきただけで潮を吹いてしまったようだ。久しぶりだからというのもあるだろうけど、前回散々ヤられたから感度が上がったんだと気づく。 「あは、やらしすぎるでしょ。だから聖職者NPCに入ってるんだ? えっろい声で鳴いてチンコ突っ込まれて潮吹きまでする神官なんて、変態プレイが大好きな淫乱くんらしいねえ」 「ん、ふっ、あぁぁっ♡ ン゛ォ゛ッ゛♡」 「誰に仕込まれたんだろうねえ。現実? ゲーム内? んっ、NPC姦プレイヤーはみーんなキミみたいに変態なんだろうな……っ、は、ふ、んんっ……!」 「ひゅ、ほ、ぉ゛ぉ゛~~~~っ♡ あ゛ん゛ン゛ッ゛♡」  腰を掴まればちゅばちゅと激しく音を立ててちんぽを打ちつけられる。  聞き覚えのある呼び名にドキリとしたが、ただ彼の中でNPC姦プレイヤーの呼び名が『淫乱くん』に統一されているだけだろう。NPC姦プレイヤーはどこにも名前が出ないしプレイヤーからフレンド申請もできないのだから。俺が以前犯した食材屋NPCの中に入っていたやつだなんて気づきようもないのだ。 「オ゛ォ゛ォ゛ッ゛♡♡」 「わ、声やっば。チンコでイイとこ擦られるのきもちいねー」  前立腺をぐりぐりとちんぽで責められ、俺NPCの口からは雄叫びのような声が上がる。こんなあられもない声、現実やプレイヤーとしてログインしていたら恥ずかしさが勝ってとてもできない。NPC姦プレイだからできるのだ。 「あは♡ もうなにしても悦びまくりじゃん。やらしい淫乱くんは奥突かれるのも好きでしょ?」 「ン゛ッ゛♡」 「っ、はっ……、こら、締めすぎ。はは、マンコで上手に返事されたら、突いてあげるしかないよ、ねっ♡」 「ン゛ん゛~~~~っ!! ア゛ッ゛♡ オ゛ゥ゛ッ゛♡」 (駄目、だめだっ! 奥どちゅどちゅやばいぃッ……!!)  長いちんぽで奥の奥まで押し入られ、どちゅっどちゅっと行き止まりに何度も亀頭をぶつけられる。 「い゛っ゛♡ いぐ、イグゥ゛ッ゛♡ あ゛ぁ゛ッ゛♡ ひ、イッ……♡」  「ゥ、んっ、ハァ、すご、やらしい声……ッ! マンコも、ビクビクして、ふ、ぅッ、きもちいねっ……僕も、きもちい……っ、ん……ぁ、出る、一緒に、イこっか……っ♡」  攻めプレイヤーが腰を大きく引き――どちゅんっ! と最奥を突き上げた。 「イグゥ゛……ッ゛! ア゛ッ♡ お、お゛ほっ゛♡ い゛ぎゅ゛ぅ゛ぅ゛う゛~~~~っ゛♡♡ ォ゛~~~~ッ♡♡ ン゛ン゛ォ゛ッ♡♡」 「ハ、っく、ぅっ……」  ナカを大きく収縮させながら俺はイった。熱い白濁が奥に叩きつけられるのを感じる。びちゃちゃ、と足下で音がしたので、触られなくても俺NPCは射精したようだ。どこか他人事のように感じながら俺は呼吸を整える。ゆるくナカでちんぽを扱き最後まで出し切ったあと、攻めプレイヤーは俺NPCの背中にぴとっと身体をくっつけて耳元で大きく息を吐いた。 (今日もまた何回もヤんのかな……)  余韻に浸りながらぼんやりそんなことを思っていると、ギィィと音を立て神殿の扉が開く。 「こんにちはぁ……♡ ようこそ……♡」  ほかの神官NPCのはっきりとした挨拶に混じって、中の俺の状態に引っ張られた俺NPCが舌っ足らずに決められた台詞を口にした。  入り口から中に入ってくる足音とともに話し声がするので、どうやらプレイヤーが入ってきたようだ。 「えっ!? ねえ、あそこ……後ろの人プレイヤーじゃない?」 「マ? うそ……ヤバい。NPC姦BLだわ……」  俺の意思では顔を動かせないのでどんな人が来たのかわからないけど、女性のような声が2人分。声はすぐにひそめられたが、かすかにイケメンという言葉が聞こえた。俺NPCの後ろにいる攻めプレイヤーのアバターのことだろう。イケボだし当然か。  そんなことを考えていると、そのイケボが耳に入ってきた。 「ね、あの2人に見てもらおうか。見られながらするのも好きでしょ、淫乱くんは」 (いや、そんなことはっ……あるかもしれない。ほら、ゲーム内だし、中の俺のことはバレないし……)  口に出すことはできないのに言い訳を並べてしまう。俺の声は聞こえないはずなのにタイミングよく攻めプレイヤーがくすくすと笑った。

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