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第3話 「事情」/「白とエメラルド」
夜が明けた
あまり眠れなかった…。
昨夜のMilanの電話が気になる
「俺、このままこの部屋に泊まってていいのかな?」
Milanが用意した部屋の中を見回し、Yutoは不安を募らせていた
「はぁ…」
ため息をついて起き上がる
「お腹すいた…」
いろいろ不安はあっても腹は減るというもの
Yutoは朝食を求めに町へ出ることにした
テーブルの上ではその姿を白い花弁が静かに見守っているのだったーー。
ーー島のカフェーー
カランカラン♪
「สวัสดีค่ะ 」
店員さんが手を合わせて挨拶してくれる
俺も挨拶を返す
窓際の席に案内された
奥の席には先客がいるようだ
とりあえず、コーヒーとトーストを頼む
朝はこのくらいでちょうどいい
店内にも既にコーヒーの香りが漂っていた
ーー店内・奥の席ーー
「そうなんです、私がホテルのロビーでくつろいでいるときにちょうど見かけて…」
「そのときは人違いだと思って気にしてなかったんですけど、その夜にも町で見かけたんです」
「なるほど、時間帯は何時頃でしたか?」
「夜の…8時頃でした」
静かな店内での会話。
男は女性の話を真摯に聞きながら、メモを取っていた。
「彼は夜の町で何をしていましたか?」
「それが、一人じゃなかったんですよ
相手は誰だか分からなかったんですけど親しげな感じでした」
「なるほど…」
Yutoの朝と平行して何かが動き出している。果たして平和な時間は続くのかーー。
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