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第一話 うまい話には裏がある⑥

 服を整えたおれは、リビングに案内されソファに座る。このソファもふかふかで、金持ちはすごいとまた実感した。ソファの前のローテーブルに、2人分の紅茶を置いた管理人が隣に腰掛ける。  管理人のカップの横には、ラベルのついていない瓶とスプーンが置かれている。 「管理人さん、それっておれのザーメンですか?」 「そー。ロメルさんのはお茶に入れたら絶対美味しい味だと思ってね」  そう言うと管理人はスプーンで瓶から白濁の液体をすくい、紅茶の中に3杯ほど垂らす。くるくるとスプーンでかき混ぜたあと、彼はザーメン入りのお茶を口に運んだ。その様子をついじっと見ていると、ふふ、と管理人が微笑んだ。 「んー……おいし。やっぱり、すっごく合うよ」 「それはよかったです」  美味しそうに飲む管理人の隣で、おれも紅茶に口をつける。いいにおいでほっとする味だ。ふぅ、と一息つくと、彼の股間が視界に入った。  ――彼にも同じモノがついている。ごくりと喉を鳴らし、口を開いた。 「……管理人さん」 「どうしたのー?」 「あの、おれ……管理人さんのザーメンも飲んでみたいなって、思って……」  管理人はぱちぱちと瞬きをすると、紅茶を飲み干しテーブルに置いた。ドキドキしながら返答を待つ。もしかしたら、自分がザーメンを飲むのは好きだが、飲ませたいのは女性だけかもしれない。そもそも、おれに触られるのは嫌かも、という考えがよぎる。 「駄目なら……」 「いいよー♡」  あっけらかんと答える管理人の言葉に、今度はおれが目を瞬かせた。ふわりと優しく頭を撫でられる。 「あはは、飲みたいって言われたの初めてでちょっと驚いちゃった。ちょっと待っててねー、瓶取ってくる」 「おれ、そのまま飲んでも……」 「んー、オレのやつ量多いよー? しゃぶるの慣れてる?」  その問いかけに首を横に振った。昔から恋愛対象は男だったが、誰とも付き合ったこともないし他人のチンコに触れたこともない。  だと思った、と笑って管理人はキッチンから空瓶を持ってくる。おれのザーメンは1回で瓶の半分よりちょっと少ないくらいだったが、彼は一体どれくらいの量を出すのだろう。  再びソファに座った管理人がズボンを寛げる。おれはソファから降りて彼の脚の間で待機した。くすくす笑う彼のチンコが目の前に現れた瞬間、おぉ、という感嘆の声が口から漏れる。萎えているのに、おれのより遥かに立派なチンコだ。 「舐めたり、扱いたり、好きにしてね」 「はい……っ♡」  竿に手を添え先っぽに顔を寄せる。鼻先がつくくらいの距離で息を大きく吸い込むと少しだけ蒸れたような、だけどすごくいいにおいがした。  においに興奮しながら口を開けチロチロと先っぽを舐めてみるが、目の前のチンコに変化はない。自分のを扱くときは潤滑油を使っていたし、エロ小説では主人公が少し触ったらすぐに相手は勃っていたから詳しい方法がわからない。先ほど管理人はどうやっていたか思い出そうとしていると、頭上から声が降ってきた。 「唾液垂らすといいよー。あとは玉を優しく揉んだり舐めたり。やってみて?」  言われたとおり唾液を口に溜め竿に垂らす。そうだ、と思い出し唾液を手のひらに絡め竿をゆるゆると扱いた。陰嚢を口に含み舌でぺろぺろと舐めると、先ほど嗅いだものよりさらに濃くていいにおいが口の中に広がって頭の奥が痺れる。  たんだん管理人のチンコが大きくなって硬さを増してきて、感じてくれているんだと嬉しくなった。竿を見上げれば、先っぽからとろりと透明な液体が垂れてきている。先走りだと気づき、たまらず先っぽに吸い付いた。 「んっ♡ おいひれす、管理人さん♡」 「それはよかった♡ はぁ……ん♡ オレも、気持ちいいよー♡」  管理人の上気した頬が目に映り、さらに嬉しくなってチンコにしゃぶりついた。亀頭を口に収め舐めると、夕飯で食べたザーメンとは違い、まったく変なにおいや味を感じない。純粋に美味しいと思える甘さが口の中に広がった。夢中で先走りをすすり手で竿を扱いていると、優しく頭を撫でられる。 「ロメルさん。オレの名前、呼んでほしいなー」 「なまえ……?」 「うん。ジュードって」 「ジュード、さん……?」  名前を口にすると、管理人――ジュードさんのチンコがさらに大きくなった。ジュードさん、ジュードさん、と呼びながらチンコにキスをすれば、さらに硬さを増していく。 「はぁ、たまんない……♡ ロメルさん、ごめんね♡」  ジュードさんはチンコを扱いていたおれの手の上に自分の手を重ねると、ぐちゅぐちゅと激しく扱きだした。ぴゅっぴゅと先走りが飛び散りおれの顔にかかる。彼のチンコが熱くビクビクと震えだしたころ、ジュードさんは空いた手で瓶を手に取る。チンコを扱いていたおれの手に瓶を持たせると、彼は自らの手でチンコを扱き出す。 「んっ……ロメルさん、瓶持ってて……っ、ふ、出る……っ!」  瓶を両手でしっかり持ち、ジュードさんのチンコの先っぽに添えた。勢いのある白濁液がどぷどぷと瓶の中を満たしていく。最後の最後まで彼の手で絞り出されたザーメンは、あふれそうなほどたっぷりと中を満たしていた。液体の温かさが手に伝わる。 「はー……気持ちよかった♡ あはは。思ったより出たなー。ロメルさんのおかげだね」 「すごい……あったかいのがいっぱい……♡」  瓶の鼻を近づけくんくんと嗅ぐ。とてもいいにおいがする。瓶に指を突っ込んですくい上げ、出したてほかほかのザーメンを指ごと口の中に入れた。 「んん、はぁ……♡」 「美味しい?」  ジュードさんにそう尋ねられ、大きく頷く。彼のザーメンはとても濃厚で雑味がなく、身体の奥が甘く痺れる美味しさだ。たっぷり中身が入ったずっしりと重い瓶に、うっとりとため息が漏れる。 「気に入ってくれたみたいでよかった。なくなったらいつでも補充するからねー」 「ありがとうございます……♡」  中身が零れないようにしっかり蓋を閉める。なにに使おうか考えながらソファに座り直すと、隣から名前を呼ばれた。テーブルに瓶を置いてからジュードさんの方を向くと、ぎゅっと手を握られる。

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