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第三話 全部さらけ出して①
このアパートメントに引っ越してきてから数ヶ月。おれは仕事にも慣れ、ジュードさんとも仲良くなれていると思う。
仲良くといっても恋人になるとかじゃなくて、親しい友人みたいな感じ。おれがここの秘密を知っても引かずに、むしろ一緒に楽しんでいるから心を許し始めてくれたんだろう。
学生時代からの友人にも何人かいるが、ジュードさんも仲良くなると距離感が近くなる人のようだ。管理人室のソファで書類整理をしていると、休憩だと言ってときどき肩にもたれかかってくることがある。食事中におれの口元に食べかすがついていると指でぬぐってくれたことも何度かあった。仕事が終わるとお疲れ様、と頬や額にキスをしてくれたことは一度や二度じゃない。家族や親戚と挨拶のキスをする習慣や、身体的接触の多い友人がいなかったら、特別な感情を持ってくれていると勘違いしてしまっていただろう。
それだけでもうおれはドキドキしっぱなしなのに、最近ザーメンを絞られる頻度も高くなってきたから心臓がもたない。今までは遠慮してたのか、最近は多いと2日に1回ザーメンを絞られる。ちょろすぎるおれのチンコは、少し触れられるだけでガチガチに勃ち上がり、彼の手や口内の熱に悦んですぐに達してしまう。そんなおれに、ジュードさんは可愛いね、と微笑んでくれるから早漏でもいいやと思い始めてきた。
想いを伝えられたら、と思うときもある。だけど仲良くなってきたとはいえ、あくまでジュードさんが好きで必要としているのはおれのザーメンや体液。おれに対する好意はただの友人としての気持ちだから、そんなつもりはなかった、と断られて今の関係が崩れることを考え、そっと胸にしまっている。
だからその分、ジュードさんを感じてたくて、おれの中を彼で満たしたくなって、今まで以上に彼のザーメンを食事にかけた。紅茶にもザーメンを入れて飲んだ。最近の彼のように、カップの中身が紅茶よりザーメンの方が多い、みたいなことはもったいなくてできないけど。
それでも最近、ジュードさんの自宅の冷蔵庫に置いてある瓶の中身の減りは早くなっている。いつでも言ってくれれば補充するからね、と笑ってくれるからたっぷり甘えてしまっていた。
それに、彼のザーメンを食べることが多くなったのにはもう1つ理由がある。実はジュードさんはおれがほかの住人のザーメンを食べるのをよく思っていなかったようなのだ。直接聞いたわけじゃない。でも、食事のときにジュードさん以外のザーメンを選ぶと少し不機嫌そうにこちらを見ていることに気づいてしまった。本来は彼にとって必要な栄養であり、1人で楽しむためのものだから当然といえば当然だろう。
「今日はどのザーメン食べるのー、ロメルさん?」
食事のたびにそう聞いてくるジュードさんに、おれは毎回同じ答えを返す。
「もちろん、ジュードさんのザーメンです!」
己のザーメンが入った瓶を手渡しながら、ジュードさんは毎回満足そうに微笑んでくれる。無理にほかの住人のザーメンを頼んで嫌われたくはないし、そもそもおれは彼のザーメンが一番好きだ。瓶が空になっても補充のためにたくさんチンコをしゃぶらせてくれるから、毎日たくさんジュードさんのザーメンがけ料理を食べている。
もちろん、自室に置いてあるジュードさんのザーメン瓶の減りも早くなっていた。自室で取る食事にかけることはもちろん、彼のザーメンを使ったオナニーはもはや日課になってしまっている。駄目だと制止する理性は薄れ、キツかった尻穴も、今ではジュードさんのザーメンが絡んだ指を3本も美味しそうにしゃぶるようになった。ナカに入れれば入れるだけ中出し気分を味わえるので、ついたくさん塗り込んでしまう。終わったあとの虚無感も増すが、日に日に強くなるジュードさんへの想いを発散するのをやめることはできなかった。
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