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第1話 春(3)
目の前で繰り広げられる淫らな行為に、緒田はただ立ち尽くすことしかできなかった。
「洗濯室」には複数の洗濯機や乾燥機が並んでいて、いくつかはゴウゴウと音を立てて起動していた。
柔軟剤のフローラルな香りが漂う中、部屋の中央のロビーチェアの上で、大柄の男が股を広げて堂々と座っていた。髪は金色でオールバック、耳にはいくつものピアスがついていて、見るからにやんちゃそうだ。男のズボンや下着は、完全に足元まで脱ぎおろされていた。
そんな男と向き合って上に跨り、対面座位の形になっているもう一人の男がいた。後ろ姿なので緒田からは顔は見えないが、黒髪で、身体の線は相手よりもずっと細いようだ。彼は上はカッターシャツのボタンを開けていて、下は何も履いていないようだった。先ほど聞こえてきた嬌声は、この人から発せられたらしい。
ちゅぱ・・・ちゅぱ・・・。
「あっ、いやあっ・・・はああっ・・・」
金髪の男が黒髪の男の胸元で顔を動かすと、黒髪の男はたまらず天井を仰いで声をあげた。彼はメガネをかけていた。
ぐちゅっ、じゅるっ、じゅぱっ・・・。
金髪の男の愛撫の音がさらに強まって、周囲の洗濯機の音に混ざって響き渡る。
「あっ・・・!ああぁ、もう、・・・だめっ、あん・・・」
メガネの男はそう言いながら、自分の口元に指をもっていったかと思うと、手を後ろに回し、自らの秘孔をほぐし始めた。
「んっ・・・んんっ・・・」
「なんだァ?もう入れてほしいのか?」
金髪の男の、煽る低い声が、部屋の外で行為を覗いている小田の脳みそを直撃した。
(いれて、ほしい・・・?、・・・!!!!)
言葉の意味が分かっていない小田だったが、そんな気持ちはすぐに吹っ飛んだ。メガネ男の腰が浮き、それまで隠れていた金髪男の陰茎が、突然視界に入ったからである。
金髪男の太いソレは、体液に濡れて黒々と光り輝き、天に向けてピンと張りつめていた。
(す、すごい・・・)
緒田の視線は、初めて見る他者のフルサイズのモノに、釘付けになった。そして無意識に、緒田の手はズボンの上から、自らの股間をさすさすと触り始めた。
「くっ・・・ください!オチンポください!!!ああっ・・・!」
メガネ男の自らの穴を慰める手が早まる。ヌチョヌチョと水音が響きながら、もう片方の手で何とか男の肩にしがみつくのでやっとのようだった。
「しょうがねえなあ・・・」
男は舌なめずりをしながら自らのソレをピッピッと手で軽く振ると、メガネ男の腰に手を当てて自らのもとに引き寄せ、穴に向かってペニスを当てた。
(ハァ・・・ハァ・・・!)
傍らで見守る緒田の自らを擦る手の速度も強さも、どんどん激しくなっていった。
「んん・・・」
メガネ男の穴がパクパクと動きながら、近づいてくる硬いモノを受け入れる準備を整えた。男の先端が、穴にあてがわれ、そして、一気に中へと侵入した。
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