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三日目。
もう覚悟はできていた。
いや、覚悟なんて言葉じゃ足りない。
体が、勝手に“それ”を待っている。
電気を消してベッドに横になると、すぐに始まった。
今夜は最初から容赦がない。
服の上からではなく、いきなり肌に直接触れてくる。
Tシャツがまるで生き物のように捲り上げられ、
両腕を頭の上で固定される感覚。
見えない力に手首を押さえつけられて、動けない。
「っ……また、来る……」
乳首に冷たい舌のようなものが這いつく。
ちゅっと吸われて、びくんっと背中が反る。
「ひゃ゛うっ♥ あっ、そこっ♥」
同時に、もう片方の乳首を指で抓まれて、爪の先でカリカリと引っ掻かれる。
痛いのに気持ちよくて、涙が滲む。
「ん゛っ♥ やっ、痛い……でも、いいっ♥」
下半身にも動きが来た。
ズボンとパンツが一気に引き下ろされ、
膝を曲げさせられてM字開脚に固定される。
恥ずかしくて死にそうになるのに、
性器はもう痛いくらいに勃起して、先端から透明な糸を垂らしている。
そして――。
今までとは違う、太い“何か”が、後ろの窄まりにぴたりと押し当てられた。
「……!? 待って、待って、それ、太すぎ……っ」
拒否の言葉が出た瞬間、
ぬるん、と先端が入った。
「ひっ……! 痛いっ、痛いよぉっ……!」
涙がぽろぽろ溢れる。
そんなに大きいの、無理だよ……
裂けちゃう、裂けちゃう……!
でも、“それ”は止まらない。
ずぶずぶと、ゆっくり、でも確実に奥まで押し込まれていく。
「うっ……あ゛ぁ゛っ♥ やだ、大きすぎる……入らない、入らないよぉっ……♥」
痛みが走るのに、
同時に熱い快感が広がって、
頭がぐちゃぐちゃになる。
内壁が限界まで広がって、
息が詰まる。
指とは全然違う。
硬くて、熱くて、脈打っている。
ぐちゅっ、ぐちゅっと音を立てながら、
容赦なく前立腺をゴリゴリと抉られる。
「ひぎぃ゛っ♥♥ そこ、そこだめぇっ♥ 頭、おかしくなるっ♥」
痛かったはずなのに、
擦られるたび、快楽が痛みを塗りつぶしていく。
腰が勝手に跳ねて、
自分から深く咥え込んでしまう。
「ん゛ぁ゛っ♥ もっと、もっと奥っ♥ ぐちゃぐちゃにして、壊してぇっ♥」
もう抵抗する気力すらなくて、
ただ気持ちいいところを求めて、腰をくねらせるだけの雌犬みたいになっている。
そのとき――
ドンッ!
隣の部屋から、壁を叩く音が響いた。
「……っ!」
体が硬直する。
(聞こえた……? 声聞かれた……?)
心臓がどくんと跳ね上がる。
喘ぎ声が漏れていたことに、今さら気づく。
(やばい……隣の人に……)
“それ”も動きを止めた。
奥に深く埋まったまま、ピクリとも動かない。
焦りが一気に湧き上がる。
(止まっちゃった……もっと、してほしいのに……)
恥ずかしくて、怖くて、でも疼きが我慢できない。
涙をこらえながら、
自分で腰を動かし始めた。
「ん゛っ♥ 動いて……動いてよぉ……♥」
尻をくねらせて、
奥を自分から擦りつける。
前立腺をぐりぐりと押しつけて、
快感を自分で追い求める。
「ひゃ゛うっ♥ そこ、そこっ♥ もっと、激しく……♥」
もう声なんか気にしない。
隣に聞こえてもいい。
むしろ、聞かせたいくらい。
「ん゛ぁ゛っ♥ 声、出ちゃう、出ちゃうよぉっ♥ 聞かれても、いい……♥
もっと、奥、抉ってぇっ♥」
腰を激しく振って、
自分から深く咥え込む。
“それ”も反応して、再び動き始めた。
今度はさっきより激しく、
容赦なくピストン。
「ひぎぃ゛っ♥♥ あ゛ぁ゛っ♥ 壊れる、壊れちゃうっ♥
イく、イく、イくぅっ♥」
何度も達して、
涙と涎を垂らしながら、
ぐったりと崩れ落ちる。
隣の壁叩きは、その後もしばらく続いたけど、
もう気にならなかった。
(聞かれてる……けど……♥
でも、気持ちいい……)
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