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第27話 どんな解釈?
「わあ、このドラマの解釈、難しいね。」
俺はわからなくなった。
「最近流行りのBLかな?
オッサンズ〇〇みたいな?」
鷹尾さんは思ったのと違う、と困っている。
「自分が学生の設定で相手が初老の紳士って言うのは経験が無いんだよ。」
俺も鷹尾さんが男性とラブシーン、みたいなのはちょっと嫌だ。
「相手はどんな俳優さんなの?」
「俺もよく知らないけど往年の名優だろう。
小綺麗な老人ならキスしてもいいけどな。」
ーー莉央は度々アトリエに招待されるようになった。ある日、沼田教授はアトリエに莉央を残し、来客の相手をしなければならなくなった。
「キミを一人にしてしまうから、もう一人友人を呼んだよ。」
アトリエに入って来たのは、綺麗な少年だった。少女かと思うほど繊細な人だった。
話をして見ると男性だった。莉央はサッと緊張で固まった。
「こんにちは。あなたが莉央さん?
先生のお気に入りね。僕はドール。
先生がそう呼ぶんだ。
莉央さんもドールと呼んで。」
透き通るような肌の妖精のような人だった。
確かにドール。人形のように美しい。ーー
「鷹尾さんが一目で好きになっちゃうの?
なんか嫌だな。」
「ははは、俺も今回のドラマは気が乗らない。
役に入って行けないんだよ。」
「こんな事ってあるんだ?
出来ないって断るような事。」
鷹尾さんが悩んでいる。俺は鷹尾さんに甘えて抱きついた。
「鷹尾さん、気分を切り変えるならセックスしよう。」
大胆なことを口走った。その日は抱き合って眠った。眠る事だけが救いだった。
一晩眠っても気持ちが決まらない。
「この役は鷹尾さんには合わないよ。」
役者としてオファーが来たら断らない、と決めていると言う。
「俺に合う役って何だよ。
もう俺は限界なのか?」
そのドールっていう美少年役って誰がやるの?
俺は一番気になっている事を確かめようと思った。マネージャーに聞いて見る。
「うん、大分揉めてるようね。
今回のドラマは設定に無理があるわ。
私から言ってもいいよね。監督に。」
芸能界から干されるのか⁈
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