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第20話 夜這いして保を襲ったらかわいすぎた (side 峰山) ※
そんな日が続いたある夜更け。稽古で疲れ切った茜がいつものように峰山の部屋で、隣に布団を敷いて寝ている隙をうかがってそろりそろりと廊下に出る。そのまま従業員用の部屋に向かう。
何度も出入りしている様子を見ていたから、部屋を間違えるはずはなかった。まるで夜這いのようだと心の中で笑いながら、保の部屋の前でさてどうしたものかと頭を悩ませる。
スッと襖を開き、薄暗い部屋の中に足を踏み入れた。すやすやと寝息を立てながら保は熟睡している。驚かせたい気持ちが溢れてきて、そっと保の布団を剥ぎ取った。悪く思うなよと心の中で呟き、保の履いているパジャマのズボンを下ろしていく。そして黒いボクサーパンツに頭を埋めた。保の体温がほんのりと伝わってきて、嬉しくなる。きっと今俺は悪い顔をしているに違いない。
保の下着の中に手を入れる。そこは|温《ぬく》かった。柔らかく揉み込んでいると、だんだんと硬くなっていく。ぴくりと保の腰が揺れたのを峰山は見逃さなかった。
パジャマのボタンをパチパチと外していき、露わになった薄い胸に頬をつける。どくん、どくんと規則正しい胸の鼓動を聞きながら、手を動かす速さを早めた。すると、どくどくどくと心音が速くなっていく。それを満足げに微笑んでから、保の桃色の突起に唇を這わせた。なにも味はしないはずなのに甘く感じるのは保の持つ体臭のせいだろうか。まったく臭くなどない。花の蜜に吸い寄せられた蜜蜂のように顔を近づけていく。
「ん……」
保の眉が下がった。下着の中は丸く膨れ上がっている。ゆっくりと下着を太腿まで下ろして、足の間に口をつけた。太腿に柔らかく吸い付き、離す。自分が興奮しているのか息が上がっていく。茜のせいでずっとご無沙汰だったそこは触れてもいないのに硬くなっていた。
ちゅうっと保のものに吸い付いて唇を使うと、保の口元から甘い吐息が漏れ出た。素直にかわいいと思う。口の中で震えるそれを丁寧に舌で扱いてやると、喘ぎ声が保から漏れてきた。もうそろそろ起きてしまうだろうというスリルを感じながら、口で遊んでやる。ほどなくして、ぱちりと目を開けた保が体をすくめる。
「だ、誰だっ!?」
襲われていると思ったのか可哀想なくらい体が震えている。そんな保の頬をぺろりと舐めた。甘い味がする。
「み、峰山さん? んっ……」
大声を出すなと言う意味を込めて唇に蓋をした。もごもごと口を動かす保に舌を入れる。口内はすでに峰山の唾液で濡れていた。ぷはっと息を吸うと、保が股間を隠そうとするので足の間に手を入れて阻止する。ふるふると上を向いているそれを優しく扱いてやれば、保の体の力が抜けている。
「寝起きはいっそう気持ちいいだろ」
両手で口を押さえる保を見下ろしながら、上下に手を動かす。がくがくと腰を震わせて保は精を吐き出した。飛び散ったものを丁寧に舐めとる。
「俺はだいぶご無沙汰なんだ。おまえのかわいい姿を見たら我慢なんてできないさ。今してるこれは飼い主の俺からお前への躾さ。保はただ俺に身を任せているだけでいい」
そう言って枕元にあるランプの灯りをつける。オレンジ色の淡い光が部屋に広がっていく。頬を染めた保の顔が見れて俺は満足だった。射精の余韻の中にいる保の手を取り、自身のものへ導いていく。その手を重ねるようにして動かした。下着の中に手を入れさせると、笑ってしまうくらい気持ちが良くて声を抑えられそうにない。保もそれを目を泳がせてあたふたしている。
「俺のこと嫌いじゃないだろう?」
保に魔法の言葉を囁くと、小さく頷くものだから抱きしめたい衝動に駆られてしまい、そのまま両腕を背中に回した。火照っているように体が熱い。
「手、動かしてくれる?」
操り人形のように素直に言うことを聞く保の髪を撫でながら、ゆるゆると与えられる刺激を貪る。自分より小さな手が一生懸命動いている。それが嬉しくてまた質量を増やしていく。自ら下着を下ろして直に触らせた。おそるおそるといったふうに保の手が動く。その手のひらを重ねるようにして自身でも扱いた。くびれのところを丹念に握り込んでいると、勝手を知ったのか保が大胆にも両手を使って触れてくれる。とめどなく先走りがあふれる先端もぐりぐりと弄ってくれた。
「ん……気持ちいいよ、保」
思わず息が上がって、吐息が漏れてしまう。ほんとうなら今すぐ押し倒して襲ってしまいたい。しかし、それは保に嫌われてしまうから諦める。そんな時間がゆっくりと流れていると、保が小さな声で呟いた。
「俺も、してもいい? 峰山さんの舐めたい……」
その言葉に体が反応した。どくどくと脈打つものが保の太腿に触れる。硬度を保ったそれを握りながら保が俺の足に顔を近づけてくれる。当然ながら保の下半身が目と鼻の先にくる。堪えきれずに、まだ少し反応している保のものを口に含んだ。びくっと腰が上がるが、精一杯俺のものを頬張ってくれる。頬の内側に先端を押し付けられ、自分の腰が揺れるのがわかった。ひどく興奮している。シックスナインなんてしたことないんだろうな。拙い保の口の動きがもどかしくなり、自分でゆるゆると腰を上下に動かすと保はそれに合わせて口をすぼめた。裏筋に保の小さな舌が擦れて気持ちいい。すかさず保のものも丁寧に舐めてやる。足の方で甘い声が上がった。
「ごめん、出すよ」
頭を動かし続ける保に一声かける。先端から飛び散ったそれを口の中に含んでくれた。吸いつかれて少しくすぐったい。保のものを吸い付いてやればすぐに果ててしまう。
「ん、んぁ……っ」
可愛らしい声を出して保が果てた。それを飲み込むと、対面した保が唇から白い液体をのぞかせて今にも泣きそうな顔をしている。机の上にあるティッシュで軽く拭き取ってやると、頭を胸に押し付けてきた。眠くなってきたらしい。そのままうとうとと船を漕ぎ出した。
まだ足りないんだけどな……二度目の放出に備えて硬くなったままのものを見つめながら起こさないように保を布団に寝かす。その顔を見ながら自身を慰めることにした。
「ごめんな……保……んっ」
手の中に収まりきれなかった白濁が保の頬に垂れる。急いでティッシュで拭き取った。背徳感で胸がいっぱいになるが、それに興奮してしまってまた熱く滾り始める。雄くさくなってしまったような保の部屋を後にして、自室のトイレで自慰に耽る。茜が起きないように祈りながら、長らく感じることができなかった快感を貪った。
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