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第27話 好きだよ。大好き。※
「苦しくない?」
「大丈夫だから……」
体の奥底から溢れるむずむずとした感覚に保は揺さぶられていた。もっと深く峰山を感じたくて自ら峰山の背中に手を回す。
「いつのまにそんなにおねだり上手になったのかな」
ふふ、と峰山が笑って頭を撫でてくれる。耳筋を舐められながら同時に胸の飾りを弄られる。下半身が溶けてしまいそうなほど熱かった。
「無理だったらすぐに言って」
「うん」
保は大きく息を吸って衝撃に耐えた。ゆっくりと奥深くに峰山が入ってくる。初めて開かれるそこは峰山の怒張をたしかに受け入れていた。
「保……好きだよ」
「……っん……ぁ……俺も、好き」
ちゃんと目を見て言えた。ほっと胸を撫で下ろしていると、さらに強く揺さぶられる。
ぱんぱんぱんと肌と肌が合わさる音が保の鼓膜を犯す。密着した互いの汗がローションと絡まり銀の糸を引く。腰を何度も打ち付けてくる峰山の荒い吐息や目を伏せて感じている様子を見て、自分の身体もじわじわと熱くなる。保の膝を片手でひとまとめにして抱えると、挑発的な笑みを浮かべて何度も穿ってくる。獣じみた激しい行為に保の口からはたらりと唾液が垂れた。
「あっ……う……んんっ……待って、そこっ。やば、いからっ……」
途切れ途切れの言葉は峰山に届いたらしい。こめかみに汗の粒を光らせて口元を引き上げて笑っている。
「なに? ここかな。俺ので保の奥ぐりぐりされるの気持ちいいね。何度も中イキしてるよね? 俺にバレてないと思った?」
狐のように目を細めて話し方は艶びていてやさしいのに、腰はがんがん振ってくる。保は快楽に負けて己の本心を悲鳴のように叫んだ。
「……んんっ……きもちすぎてっ、死ぬ……っ」
「っかわいい。じゃあ保と心中するしかないなあ」
「……っ」
とんとん、と保のお腹の奥を突く峰山の昂りが一際大きくなったと思ったら
「保……愛してる」
その囁きを一心に受けて保は果てた。次いで峰山も達する。荒い息をしながら、お互いの瞳をじっと見つめ合う。言葉に出さなくてもお互いの考えていることがわかるくらいに強く繋がっているのを感じた。
それから峰山がいいと言うまで何度も抱かれた。知らない体位も何個か教えられた。それが恥ずかしいのか嬉しいのか頭がぐちゃぐちゃになっていた。
「今日はここで眠ってよ」
「もう動けないからそうする」
鈍痛の走る腰を押さえながら峰山の腕の中におさまると、峰山がくすりと笑うのがわかった。
「また来年会いにくるから。それまで俺のことだけ見てて」
「わかってる……もう、眠い」
急な眠気に目を擦りながらゆっくりと意識が薄れていく。耳元でおやすみという峰山の言葉を聞きながら深い微睡みに落ちていった。
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