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第5話
ちょうどその頃、国王の寝所では二人の男が行灯のほの灯のもと愛を交わしていた。
「あぁ、王様、王様……。ここは王様の一番お好きなところでございます……もっと激しく突いても? それとも……もっと深く? 」
近侍は国王の背に覆い被さると、国王の耳元で囁いた。
国王の尻には愛してやまない近侍の太くて固い肉の棒が控えめに抽挿を繰り返していた。
二人の夜は始まったばかりだ。
国王は尻に感じる小さな疼きを楽しんでいた。
もう幾度となく経験している。
しかし決して飽きることはない。
今宵もこの小さくも甘美な刺激がいずれ大きなうねりとなって全身を走破し、打ち震えるほどの歓喜へと導くだろう。
「待ってくれ……。その前にお願いだ、かき回してくれ……」
国王は喘ぎながら言った。
「王様……、あぁ……これでよろしゅうございますか……」
「うんっ、あぁ、もっと激しく……、そうだ……あぁ……いぃ、すごくいぃ……お前は……最高だ……。はぁっ、何か褒美をやろう……あぁっ! 何が欲しい? 」
「王様こそ……あぁ、そんなに締めつけないで……私が欲しいのは王様だけでございます……はぁッ……どうか私が果てるまで、このような無礼をお許しください……」
国王の尻をひとしきりいじり倒した近侍は手慣れた様子で、繋がったまま国王の体の向きを変えた。
近侍は国王と向き合うようにして抱き抱えると、容赦なく下から腰を突き上げた。
「あぁッ!許す! 許す! あぁッ! 頼むから! お前の肉の棒で、我が尻が裂いてみよ! あぁッ!そうだ! そこだ! いいかっ! 決して……決して、手を抜いてはいかん! たとえ血にまみれようとも……あぁンッ! 突いて、突いて、突きまくるのだ!そして、お前の種を、我が尻の中に蒔け! 蒔け! 蒔くのだ! あっ、あっ、あぁッ——! 」
国王は近侍が腰を突き上げるのに合わせて自らの腰も激しく揺らした。
子が誕生し、近侍は正室と側室の寝所に行く必要がなくなってからというもの、以前にもまして国王は近侍との愛欲の日々に溺れていた。
二人は正室と側室に奪われた時間を取り戻すかのように、狂ったように愛し合った。
「この世にこれほど楽しいことはないな……」
国王は事後の余韻にひとしきり満足すると、横で眠る近侍を起こさないように寝台から身を起こした。
手早く身を整え、隣の部屋へ行くと椅子に腰かけた。
青磁の茶碗に冷めた茶を注ぎ、そっと口に運んだ。
火照った体に冷めた茶はこの上なく美味しかった。
国王は満足の笑みを浮かべた。
そこへ「王様……」と、別の近侍が部屋の外から声をかけた。
正室の使いが謁見を求めてやって来たのはこの時だった。
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