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第13話 戦術会議

「えええ!?ちょっ二人とも!?」 「寝かせとけ。何のために艦隊に隊員が何人もいると思ってんだ」  ずっと傍らで俺達を見ていたであろう御津八先輩が出てきてそう言い放った。 「え……他のパイロットも今頃こんな感じになってるってことですか?」 「知らねえ。俺はこの学校に入ってから一度も艦隊に所属したことが無いからな」 「二年間何やってたんですか!!」 「つーか二人ともチンコ触らずにナカでイかされてたんだから余計体力消耗するだろ。Bランクのくせにどんだけ力吸い取るつもりだテメー」 「え、ええっ!?」  俺のせいなのか。  確かに同じ男として尻だけでイクというのは結構な難易度のハードルを飛び越えてしまっているように感じる。  実際、二人とも熟睡だ。 「……一旦、景斗の腹の中に出したもん処理して……」  俺は二人の身体を清めバスローブを着せて、自分もシャワーを浴びて制服を着なおして御津八先輩の元に戻った。  寝ている人間は案外重い。ヤッている最中よりも重労働である。  戻った時には残りの準備時間はもうあと1時間にも満たなかった。 「戦術だが……一旦は、力でゴリ押してみてもいいかもしれねえ」  御津八先輩は、戦術も何もない作戦を口にした。 「えっ……」 「正直言って、お前はちょっと今、おかしい状態だ」 「と、いうのは…?」 「例えば、BランクのパイロットがSランクとBランクのホロスを同時に相手したら、Bランク同士の力の増強で器がいっぱいになって、Sランクホロス側の力が有り余った状態になるのが普通だ。片方の力が余った状態になるってことだ」 「そういえば、そんなことも岩谷が言ってたような気が……」 「なのにお前は今、SランクとBランクのホロスを一度に相手して両方の力を吸い取って、それでもピンピンしてる。SランクとBランクの力の増強を一気に受け止められる器を持ってる……としか、考えられない。もっと言うと、適合率Sランクの奴らとも……そう変わらないんじゃねーかってことだ」 「そ、そんなこと、ありうるんですか?」 「実際今そうなってんだろーが」 「た、確かに……」 「となると、攻撃力は力でゴリ押しするとして、機体はどうせBランク相応の機体しか選ばせてもらってねーだろうから性能面をどうにかするしかない」 「そうなりますね……」 「隊員は2人とも寝ちまったからオペレーターは俺がやる。機体の性能をカバーできるかどうかは、お前の操縦能力にかかってる、としか言いようがねえな」 「……やっては、みますけど……」

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