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第4話

「大丈夫ですか?!今救急車を…」 「はぁはぁ…もっと……」 僕の手がジャンパーまでやって来た…彼は違和感があったのか僕の手を離し飛び上がる 飛び上がると言っても疲れているのかムクッと起き上がる形だ 「誰…だ?」 息も整わないまま彼は言葉を続ける 「さっきまでいた少年たちはどうした?」 彼は辺りを見渡している…彼の言う少年たちは多分さっきの… 僕はさっきまで何があったのかようやく分かった 親父がり…きっとこの人は金目のものがなくて襲われたんだ でも男が男を襲うって ようやく息が整うと彼は僕をまじまじと見回している…まるで品定めをするように 「大丈夫なんですか…あんな苦しそうな声を聞いて心配になって…あの…」 「私を心配してくれたのか…それは恥ずかしいとこをみせてしまったな…これはお詫びをしなくては」 そう言うと彼はせっかく僕がかけてあげたジャンパーを払いのけてその場で倒れこんだ 「大丈夫ですか…と言うよりも何をしているんですか!?」 僕がジャンパーをかけようとすると 彼は首を横に降った 「何があったのかはよく分かっただろう…私は開発されてしまったのだ…もう逃れられない…私はあの少年の執事をしていた…あのお方は私で溜まりにたまった欲を解放させていたのだ…初めは確かに不快だった年下のしかも男にやられるなんて誰が思う…しかし快楽にあえぐ私もいた…頼む続きをしてくれ…少年…いや主!」 僕は怖くなってその場から逃げてしまった…あれが彼との出会いだった いや彼のおねだりの始まりだった

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