15 / 15

第15話*

「んっ、ぁあ!……うっ、」 霧矢はその刺激に耐えられず声を漏らす、自分の声を聞くのが嫌なのか霧矢は唇を噛み、声を殺そうとした。 「唇、噛まないで」 塔矢はそっと霧矢の唇に触れる。 「っ、自分の、こえ、聞きたくねぇ……!」 塔矢は声を聞きたかったし、霧矢の唇が傷つく方が嫌だった。塔矢は霧矢に口付け、再び霧矢の咥内を蹂躙した。その間も霧矢の性器への刺激も続けた、霧矢はその刺激に耐えられず声を漏らし果てた。 「イッちゃった?」 霧矢の可愛く身悶える姿にご満悦の様子の塔矢は笑顔で問いかける。霧矢はそんな刺激で果てるとは思わず呆然としていた。 「可愛いね」 その言葉に思わずハッとして、塔矢を睨んだ。 「可愛くない」 霧矢は凄んでそう言ったつもりだったが、上気した頬、潤んだ瞳、汗ばんだ額、何もかもが塔矢にとっては可愛かった。こんな可愛い生き物がこの世にこれ以上いようか、塔矢はそう考えていた。 そう思いながら刺激を休めてはいけない、と思い今度は霧矢の下着を脱がせた。 下着をつけたまま果てたこともあり、外気に触れると霧矢はふる、と身震いをした。 それは寒さによるものなのか期待によるものか、霧矢にはもう判別がつかないほどになっていた。 「少しずつ解していくから、怖がらないでね。大丈夫だよ」 霧矢が怖がっていると思ったのか、塔矢は霧矢の頭を撫でつけ優しい声で言った。霧矢は塔矢のその言葉にコクリと頷くことしかできなかった。 いつの間にか塔矢の手にはローションがあり、手のひらでそれを温めていた。経験のある霧矢になそれがわかり、塔矢の気遣いが嬉しかった。 果たして自分はそんなこと他人にしてきただろうか、答えは否だった。でも塔矢が優しく愛情を持って霧矢を抱こうとしている事実が霧矢は嬉しかった。 そうぼんやり考えていると塔矢が霧矢の後孔に触れた。思わずひ、と声を漏らしてしまったが、そんな霧矢を安心させようと塔矢は微笑みかける。 「優しくするから大丈夫だよ、力抜いてて。何も怖いことはしないから」 「わかってる、お前が怖いことしないのは、でも初めてだから……お前のことは怖くないから、続けてくれ……」 霧矢が絞り出すようにそう言うと、塔矢は嬉しそうに霧矢の頭を撫でて、もう片方の手で後孔を解すように弄り始めた。

ともだちにシェアしよう!