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第16話*

異物感に顔をしかめる霧矢だったが、ある一点をかすめた瞬間、身体の中を快感が駆け巡った。 「あっ……!?」 それは初めての刺激で、霧矢自身何が起きたのかわからなかった。目を白黒させながら、わけのわからない快感に喘いでいた。 「ここ?霧矢の良いところ」 「わか、わかんねぇ!でも、でもなんか……っ、いますごい、きもちくて……っ」 霧矢は自分が何を言ってるのかすらよくわからなくなり、感じたことのない快感に戸惑っていた。塔矢はそんな霧矢を愛おしいと感じ、の一点を重点的に攻めた。 「んぁっ、待って、待て!そこばっかり……!とうや!待てってばぁ!」 弱々しい力で塔矢の腕を掴むも、もはや抵抗にすらなっておらず、ただ塔矢の腕に触れただけになっていた。 「ここが霧矢の気持ちいいところなんでしょ?大丈夫、気持ちいいことしかしてないよ、俺は」 「だめ、あっ……いっちゃうからぁ!」 「いいよ、イって」 塔矢がしこりをギュッと押し潰すように刺激すると、霧矢は一際大きな声で啼いて果てた。霧矢は潤んだ瞳で塔矢睨みつけた。 「だめって言ったし、俺ばっかり……」 今の霧矢が何を言ったとて塔矢にとっては可愛い、と言う感情しか湧いてこなかった。 「ごめん、霧矢が可愛くてつい」 「俺だって、お前のこと気持ちよくしたい……」 その言葉を聞いて塔矢は自分の中で何かが疼くような気がした、このままでは霧矢に乱暴をしかねないと思ったので、そう思った自分を必死に抑え込み、霧矢のそこを解すのを再開した。 霧矢はその動きを予想していなかったので、驚いて声をあげた。 「待てって、なんだ、急に!」 「ごめん、早く霧矢の中に入りたい」 そう言うと慌てていた霧矢も大人しくなり、塔矢の指にされるがまま喘いでいた。 もうどれだけの時間か経ったのか霧矢にはわからなくなっていた、永遠に終わらない快楽に頭も身体もぐずぐずに蕩け切っていた。

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