31 / 89
☆
「やっ、かないろくっ、んっ」
親指と薬指で摘まれて、クリクリとこねられ、ツンと尖っていくぼくの胸。
「かわいい」
そう言った金色くんの唇が、摘んでいたぼくの胸を、それぞれ啄んだ。
「っひゃんっ」
びくんと浮く腰に合わせてベッドがギシって音を立てた。
それがよけいに恥ずかしい。
「ああ、ココもとても可愛いね」
「やぁ、金色くんっ、ひゃっ!!」
金色くんに触れられるまで、胸ばかりに気を取られていたからわからなかった。
ぼくのズボンは下着ごと、ぜんぶ脱がされていたんだ……。
「小さくて可愛いココも、撫でてあげようね」
触らないでと拒絶する前に、ぼくの中心が金色くんの手に包まれてしまった。
「いい子だね」
先端をちょっと力を加えられた親指でグリグリ撫でられる。
「あっ、そこ、やぁっ!!」
――恥ずかしい。
顔を見られたくなくて両手で隠したら、金色くんの声が落ちてくる。
ともだちにシェアしよう!