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☆
「あっ、はぅ……」
痛いのはぼくだけじゃない。
金色くんもだ。
ぼくは必死に呼吸を保とうと、ぼくの中に入ってくる金色くんに合わせて、呼吸を乱さないよう、ゆっくり息をする。
……どのくらい経った頃だろう。
さっき、指で感じた部分に金色くん自身が到達した。
コシコシと、金色くんの先端がぼくの感じている内壁を擦ると、甘いうずきがぼくを襲う。
「うっ、ああっ!!」
どうにかなってしまいそうだ。
腰を持ち上げられ、何度も何度も揺すられて、どうしようもないくらいの狂おしいうずきが渦を巻く。
「あっ、やぁっ、ああっ!! やぁあっ、イっちゃう、イっちゃうっ!!」
首を振って金色くんに伝える。
「いいよ、イって……僕も可愛いイチくんとイくから」
「っあっ、あああああっ」
許しを得たぼくは足を金色くんの腰に巻きつけ、先端から噴水のように勢いよく精を放った。
同時に金色くんを咥えているぼくの穴はゆるみ、金色くんが奥まで入り込む。
金色くんの白濁がぼくの中に注ぎ込まれる。
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