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 もうイった。  そう思ったのに、どうして?  まだ利尿感があるんだ。 「やっ、あっ、やだっ、漏らしちゃう、やだっ!」  恥ずかしいよっ!! 「いいよ、ここで漏らして」 「あっ、はぅううっ」  ボソリと耳元で告げられて、金色くんを咥えたまま、尿を漏らした。 「ごめんなさい、ごめんなさい」  情事も終わり、あらゆる液まみれになってしまったぼくの体を一通り拭い取ってくれた金色くんの前で、粗相をしてしまったぼくはポロポロと涙を流しながら謝った。  それなのに、金色くんは宥めるように優しく抱きしめてくれる。  そんなだから、ぼくは広い背中に腕を回して甘えてしまう。 「あのクリーム。痛みをだいぶん和らげるらしいんだけど、どうにも利尿作用があるらしいから、むしろ僕のせいだね。不快な思いをさせてごめんね」  ……悪くない。  金色くんは悪くない。  むしろぼく、金色くんの役に立てて嬉しかったもん。  それは違うと首をブンブン振った――……。

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