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☆
「お風呂、一緒に入ろう」
「え?」
ふいに降りてきた言葉はぼくが予測していたものじゃなかった。
「イチくんのお尻の中、綺麗にしなきゃ。実はもうお風呂の用意できてるんだよ」
「ふえっ!?」
いつの間に!?
「大丈夫、ちゃんと流してあげるからね」
「ふぇっ!?」
「また、たくさんなでなでしてあげるね」
「っはぅ……」
金色くん、実はとっても計画的な人なのかもしれない。
ちょっぴり金色くんを怖いと思ってしまった。
ぼく、今日、金色くんのためにお料理しようと思ったのに……。
どうしよう神様。
今日はお料理、できないかもしれません。
そう思った日中。
だけど案の定、金色くんにたくさん欲しがられ、次の日、ぼくの腰は立ちませんでした。
▽・w・▽つ【えっ!? ぼく食べられちゃうの!?】**END
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