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☆
「撫でられるの好きだもんね、イチくんは……」
「はぅっ」
乳首を親指の腹で円を描くようにしてクリクリとこねられた。
「ホラ、さっきよりもツンって尖ってきた。女の子みたいだね」
「いや、ヤ。言わないで。せんぱい、見ないで……やっ、やぁっ!!」
恥ずかしい。
恥ずかしいよっ!!
まっすぐぼくを見つめてくる先輩の視線がとてもイヤだ。
金色くんはどうしてこんなことをするんだろう。
いつもなら、もっとずっと優しいのに……。
絶対に人前でこんなことはしないのに……。
ぼくのこと、もういらないって思ったのかな……。
昨日はたくさん甘えてしまったのに、今日はバイバイなんて勝手なことを言うから嫌いになったのかな……。
さっきの悲しそうな表情はただの見間違いで、自分勝手なぼくのことをすごく怒っていたのかもしれない。
ズキズキ、ズキズキ。
胸が痛い。
苦しい。
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