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☆
「感じてるの? 耳、真っ赤だね? それとも、ああそうか。大好きな益岡先輩に乱れる姿を見られて興奮しているのかな?」
――違う。
ぼくが好きなのは先輩なんかじゃない。
金色くんだ……。
「っふぇ……やだぁ……」
胸がズキズキ痛いのに、金色くんに触られてジクジクうずく。
ぼくの視界が揺れる。
ポロリと流れる涙はなんだろう。
もう何がなんなのかわからない。
金色くんに翻弄 されるぼくの体はもう、自分の言うことを聞いてくれない。
この手を拒絶することも、逃げることもできない。
「それからココも……」
「っつ!!」
いつの間にか開いていたジッパーからぼく自身が引っ張り出され、握られてしまった。
「胸で感じた? 大きくなってるね」
耳元で笑われて、恥ずかしくなる。
「顔を真っ赤にして、トマトみたいだ」
パクンと耳たぶを食んでくる。
「はぅんっ」
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