70 / 89
☆
こんなあられもない姿を見られて恥ずかしい。
ぼくはまた頭を振る。
そうしたら……。
パタン。
「んっ、はぅん……」
突然ぼくの背中に重心が乗った。
「あうっ!!」
びっくりして目をつむったその後、少し目を開ければ、視界は灰色のコンクリートが広がっていた。
今度は金色くんにうつ伏せにされたんだ……。しかも、イモ虫みたいにお尻を上げたポーズで――。
山の形になっている隙間から、金色くんの指がぼくの中心を擦ってくる。
流れる先走りの水音が絶えず聞こえてくる。
だけどそれだけじゃ終わらない。
金色くんのもうひとつの空いている手が、ぼくの口を覆う。
二本の指が……口内に入ってきたんだ。
「ココもなでなでしてあげようね」
「あっ、はぁふぅ」
ぼくの舌の表面を金色くんの指が撫でる。
上からも下からもジュクジュクと水音を奏でた。
「しっかり舐めてね。でないと後がとても痛いよ?」
ともだちにシェアしよう!