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大きくて熱い金色くんが奥に入ってくる。
ぼくの中心はまた膨れ上がってしまった。
「こうやって引いてやると……ホラ、僕を離さない。中の桃色をした身が僕にしがみついてくるの、見えるでしょう?」
「やぁ、見ないでっ、やあああっ」
見ないでほしいと先輩に訴えかけるぼくは、前にいる彼を見てしまった。
それが余計、先輩を煽ったらしい。
ズボンのジッパーを下ろし、中心を取り出した。
益岡先輩の赤黒くなっている自身が見える。
先輩もぼくを侵すように、自分で擦って先走りを流しはじめている。
「よかったね、イチくん。先輩もとても興奮してくれているみたいだよ?」
ぼくは金色くんに抱かれているのに、益岡先輩に抱かれているような錯覚を覚えてしまう。
……こんなのイヤだ。
金色くんの顔が見たい。
向かい合って、頭をたくさん撫でてほしい。
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