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 金色くんの顔が見たい。  こんなの嫌だよっ!!  それなのに、孔の中ばかりを金色くんに撫でられる。 「っふぇぇっ」  そこまで金色くんに嫌われたんだって思うと、とても苦しい。  目は大粒の涙をポロポロと弾き出す。 「もうそろそろかな……。ねぇ、先輩もどうです? イチくんの口。下は僕が塞いじゃってダメですけど、上は空いてますから」  ――なにを言っているの?  固まるぼくに、金色くんはぼくを斜めにして、先走りを流している先輩自身の前に突き出した。 「そんなに膨れてちゃ大変でしょう? イチくん、よかったね。大好きな先輩を舐められるよ?」  さっきまで熱かった体が一気に冷えていく……。  自分でも、顔が青くなっているのがわかる。  ――いや。  いやだ……。 「いやっ、やっ!! 違うっ、ぼく、ぼくは!! 金色くんじゃなきゃイヤなのっ。っふぇええっ。いやああっ!!」  ぼくが大声で先輩を拒絶した時――

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