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「嫌えない。イチくんのこと、こんなに好きなのに――。でもごめんね、あそこまで拒絶されるのがイラってきちゃって……半分あたっちゃった」
ごめんね、ともう一回最後にそう言った金色くんはさっきよりも強く抱きしめてくれた。
「……っ、ふぇっ、かないろくんっ、うわあああんっ」
嫌われてないって、ホッとしたら、涙がどっと押し寄せてくる。
その日、呆然と立ち尽くす先輩の前で、ぼくはたくさんたくさん大好きな金色くんの腕の中で泣きました。
神様、どうやらぼくの王子様は怒らせると、とっても怖いみたいです。
▽・w・▽つ【大好きなのにっ!!】**END
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