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5月①

 四月の慌ただしさが一段落して、街の空気も少しだけ落ち着いてきた。  大型連休が明けて数日、休み明け特有の気怠さが残っているのか、通りを歩く人々の足取りもどこかゆっくりに見える。  仕事終わり、気候のよさにオレは駆け足気味に坂を上っていく。  ちょっと前まで花屋に行くのは週一程度だったけど、最近は気が向くとふらりと遊びに行くようになっていた。  上がった息を整えるのに店の前で一度足を止める。  ガラスの向こうにいる男性客が、瀬名と親しげに話した後、大きな花束を受け取りその腕に抱えた。  軽く流した髪に、色の入ったサングラス。シャツの襟元は少しだけ開いていて、ジャケットもきっちり着ているというよりは引っ掛けているだけに見える。  そこに瀬名が作ったんだとわかる丁寧で色鮮やかな大きな花束。一瞬、視線が引かれる。    あれ、いくらくらいするんだろう。と考えていると、男は瀬名に軽く手を振ってこちらへ歩いてくる。  手が塞がっていそうだったからドアを開けたら優しく穏やかな声で「ありがとう」と言ってオレの横をすり抜けていく。  すれ違いざま、ふっと花の匂いがした。  その背中をじい、と眺めていると店の奥から「永原くん」と声がしてオレは慌てて店内に入る。   「今の。あの花束、すごいな。あんなでっかい花束本当に買う人いるんだ」    カウンターの前で立ち止まって言うと、瀬名は作業台の前で花束を作るのに使っていた道具を片付けるのに手を動かしたまま「ああ」とだけ答えた。  オレはそちらに近寄って、台に手をつく。   「プレゼントとか? ああいうのって注文すんの?」 「そうだな。さっき取りに来た」 「へえ……」    やっぱり、と思う。あの量ならそうだろうなとは思っていたが、実際にそうだと聞くと、少しだけ現実味が出る。  でもプレゼントだとしてもどんなことがあればあんなサイズになるんだろう。  気になるけど、瀬名は客のこと大事にするからそういうの聞くのは止めた。   「あんなに大きいといくらくらいするもんなんだ?」 「内容によるが、あれならそれなりには」    瀬名の曖昧な言い方に、オレはまあそうかと頷く。  わざわざ具体的な金額を聞いたところで、買う予定もないし。  でも花束の相場って、よくわからない。   「花束なんて、金額積もうと思えばいくらでも積めるからな。でも1,000円で作ってくれと言われれば応えるのも仕事」    カラフルなリボンや不織布を片付けると、瀬名は椅子に腰を下ろして強張りを取るように指を動かしながらまるでオレの思考を見透かしたように言う。  それにふへ、と笑って誤魔化したら瀬名も少しだけ瞳を細めた。   「でもあれだけあったら部屋中に飾れそうだな」    最近、瀬名の店で時々花を買うようになった。  それでも一輪だけとかなんだけど、飾っておくとそれだけで部屋が明るくなる感じがするし植物の呼吸があると息をするのが楽になる。  だからきっと、あれだけの数があれば一箇所に飾るより散りばめた方がいいんだろうなと思ったからぽつりとそう零すと、瀬名がこちらを見た。   「俺から贈ろうか」 「え?」    想像もしてないこと言われて、驚いた。  つい反射で返しちゃったのでオレは慌てて首を振る。   「気持ちだけ。オレの部屋には飾りきれねえよ。一輪で充分だし、この前買ったのもまだ元気」    買った花の世話の仕方、瀬名が丁寧に教えてくれるから長持ちしてる方なんだと思う。  飾る場所もそうだし、たくさんあったら持て余す気もする。  なにより今は買った一輪を大事にしたいと告げれば、瀬名はいつもと同じように短く「そうか」と言った。    それから、同じような日が少し続いた。  特別なことはなにもない。仕事の帰りに店に寄って、他愛もない話をする。  その内に前に買った花が水を替えても教わった通りに手入れをしていてもいよいよ限界なのか、元気をなくしてきたので休日で買い物に出たついでに新しい花を買うつもりで店に出向く。  坂を上って店の前まで来てオレは足を止めた。  人がいる気配がない。でも今日は定休日ではないはずとよく見たら扉に【配達中】の札がかかっている。   「あー……」    前に手伝った時、瀬名言ってたな。  営業中でも、一旦店を閉めて配達に行くことがあるって。ちょうど今、そのタイミングと被ってしまったようだ。  大体は仕事帰りに行くことが多いから開店直後か閉店間際でその時間に当たったことないんだよな。  すぐに帰ってくるものなのかわからなくて、待つかどうか迷っていると車の音が近付いてくる。  その車は店の駐車場、いつもは瀬名の社用車が止めてあるその隣で止まった。  運転席のドアが開いて、男が降りてくる。  軽く流した髪に、ラフに羽織ったジャケット。見覚えがある、と記憶を掘り返す。  男はかけていたサングラスをかけ直しながら「車がないな。配達中か?」と独り言ちた。  彼の仕草と声を聞いて思い出す。花束の!   その瞬間、男がこちらに気付いてオレを見てサングラス越しに目が合う。   「あれ。この前、ドアを開けてくれた子だよね」 「あ、えっと。でっかい花束持ってた」 「あはは、そうそう。目立つよね」    先に口を開いたのは向こうだった。  あの時と同じだ、穏やかな口振り。  花束のことを言われて男は照れくさそうに少しだけ口元を緩める。   「お客さん? でも配達中みたいだから後でにした方がいいかもね」    彼はちらりと店の扉にかかっている札に視線をやって確認してから、軽い調子で言った。  押し付ける感じじゃないのに、自然とそういう距離で話してくる。  なんというか、慣れてる感じだ。   「いや、瀬名に用事があって」    つい反射的に返してしまったけど、オレ客だな。いつもは少し違うけど今日は花買うつもりで来てるし。  かといって話に来ただけって言ったところで、尚更後日でいいだろうとなってしまう。   「常連さん? でも男は珍しいな」    店に、じゃなくて瀬名にって言ったのが引っ掛かったのか男はぽつりとそう呟いた。  確かに店にくるお客さんって女性が多い。そうなったらこの人もオレと同じなんじゃ? この前来た時、楽しそうに話してたし。   「常連っていうか、その。助けてもらってて」 「助けてもらってる」 「記憶の花を探してもらってて」    相変わらず、瀬名との関係を人にどうやって伝えたらいいのかわからない。常連って言っちゃうのが手っ取り早いのかもしれないが自分の中で引っ掛かっている言葉で説明するのは憚られる。  ひとまず怪しまれないようにと瀬名に逢いに来た理由を告げれば、彼はサングラスの向こうで目を丸くしていた。   「あの深澄が?」    ふと零れ落ちた呼び方に、瀬名の名前だと思った。  知り合いなのかと聞こうと思ったところに、瀬名の社用車が戻ってきて店の前で停まる。   「(けい)、なにしてる」 「なにって、常連さんとお話してただけ。スミを待ってるって言うから」    瀬名は運転席の窓を開けると、そこから顔を出して先にオレの隣に立っていた男の人に声をかけた。  その、オレと話しているのともお客さんと話しているのともまったく違う話し方に知り合いだと確信する。  男に「だよね?」と笑いかけられて、戸惑っていると瀬名の目がオレに向いた。   「永原くん」    名前を呼ばれただけだが、そうなのかって聞かれてる気がして今更違いますとも言えずオレは思わず頷いてしまった。  瀬名は隣に立つ男を鋭い目で見てから「店開けるから待っててくれ」と言って、車を駐車場に止める。  車を降り、店の鍵を開けると瀬名はオレたちを店の中に入れてくれた。   「彗はなにしに来たんだ」 「この前のお礼と伝言を伝えに。あとは注文」 「メールでいい」 「たまたま時間が空いたから顔見に来たんだよ」    出かけるのに持って行った鞄を置きに店の奥に行く瀬名を、男は追いかける。  作業台の前でその足を止めると、そこに手を付きながら戻ってくるのを待っている様子だけどなんというか足が長い。台の位置がおかしく見える。  少しして瀬名が戻ってくると、男の前に、瀬名は「注文書」と言ってなにやら紙を渡し男はそれを受け取るとジャケットの内ポケットからボールペンを取り出して手慣れた様子で書き込んでいく。   「そうそう、それで。『素敵な花束ありがとう。また逢えたら嬉しい』って」 「そうか。まあその内店で逢えたらとでも伝えておいてくれ」 「来ないじゃん」 「行ってもお前いないだろ」    男は顔を上げぬまま先ほど言ってた伝言を瀬名に伝えていた。  オレは聞いてるのを気付かれないように店内の花を見渡しつつ、やっぱりあの大きな花束は贈り物だったんだ。と思う。  っていうか本当に、すごいフランクに喋ってるな。こんな風に人と喋る瀬名初めて見た。   「永原くん」    店内をふらふらと歩き回っていたら瀬名が近付いて来てオレの名を呼んだ。   「折角来てくれたのに不在にして悪かった」 「いや、オレは別に。ちょうど花元気なくなってきたところだったから新しいの探してもらおうかなって思ってきただけで」 「そうか」    それに一度は顔を上げるけど、ワザワザ待っていたっていうのが知られてしまっているのが気恥ずかしくてすぐに逸らす。   「なにかおすすめある?」 「前回はチューリップだったな」 「知ってる花だったから」 「なら、これ」    初めて買った時も、前回も。知ってる花の方がいいだろうって瀬名が選んでくれた。  チューリップを買った時、時期的にギリギリだって言ってた通り今店頭にチューリップはない。  かなりメジャーじゃないとオレはわからないのでどれがいいだろうと聞いたら、瀬名は迷わず薄いピンク色の花を指した。   「でかいな」 「蕾だからな。開くともっと大きくなる」 「へえ」    蕾なのに、一輪でもかなり存在感があるのがわかる。  咲いたらこれよりも大きくなるって、今部屋にある花瓶でも大丈夫なんだろうかと不安になったけど、それを買う時も相談したからわかっててこの花を勧めてくれてるんだろう。   「なんて名前の花?」 「芍薬」 「名前は聞いたことある。これにする」 「色にこだわりがないなら、ピンクがいい。前は赤い花だったからまた印象が変わる」 「じゃあ、瀬名のおすすめで」    瀬名は「わかった。短めに切り揃えるから待ってて」と言って、手早く一輪を選ぶと作業台の方へ行ってしまった。  別のお客さんがいるから少し離れたところから作業しているのを見てたら、さっきの人と目が合っておいでよと手招きされる。  なんとなく断りづらくて、軽く頭を下げてから近寄る。   「芍薬いいね。部屋に飾るの?」 「彗」 「いいじゃない。ねえ?」 「えっと、うん。はい」    瀬名の手元を見てたらまた普通に話しかけられる。  それを傍で聞いてる瀬名が名前を呼んで制していたけど、気に留めた様子もなくにこにこと人当たりのいい笑顔を向けられてなんというか「いいえ」とは言いづらい。  そうだって首を振りたいわけじゃない。そういう雰囲気を持たない人だ。   「お兄さん、瀬名の友達? ですか?」 「ううん。イトコ」    踏み込み過ぎかなとも思ったけどどうにも気になって聞いてみたら、想定外の答えだったけど納得はした。  親戚なら瀬名のこの人に対するフランクさも理解できる。  思わず「ああ!」と言ったら笑われてしまった。   「似てる?」 「いや、似てるっていうか。瀬名がこんな風に人と話してるの初めて見たから。どういう関係なんだろうってちょっと気になってて」    作業台に肘を突いて顎に手を当てたまま、彼は笑顔で首を傾ける。  ビジュアルがどうこうより話し方が気になったと素直に答えたら「確かに気になるかもね」と納得したように頷いていた。   「でもキミもスミと随分仲がよさそう。さっき『記憶の花を探してもらってる』って言ってたけど。いつから?」 「二月頃だったから……」 「じゃあ三ヵ月くらいだ」 「もうそんなに経つんだ」    仲良さそうって言われても、そもそも客っていうのとは違うからそう見えることもあるのかなって思いつつ。  最初に逢ったのいつだったかと思い出しながら答えたけど自分で言って思いの外、時間が経っていてちょっと驚いた。  それを聞いて瀬名も短く「そうだな」と零す。   「僕、瀬名彗星(せなけいせい)。【彗星(すいせい)】って書いて【ケイセイ】って読むの」 「え、カッコイイ」 「ありがと。僕も自分の名前好き」 「オレ、永原紡葵(なかはらつむぎ)です。えーっと……瀬名、さん」    お互いに自己紹介をして、よろしくと挨拶をしようとしてどの呼び方が正解なのか少し迷う。  口に出してから違和感が残ったけど、これ以上どうしようもできない。   「ははっ、そうなるよね。でも瀬名じゃどっちのこと呼んでるのかわからないから僕のことは名前で呼んでよ」    困っているのに気付いたのか、瀬名さんは穏やかな声でそう言ってくれた。   「じゃあ、彗さん」    瀬名がさっき「彗」って呼んでいたのを思い出してそれに合わせると彗さんは「うんっ」嬉しそうに笑みを深める。   「僕はつーちゃんって呼んでいい?」 「うん」    あっけらかんと言う彗さんに、驚いたけど別に嫌ってことはないので頷いたら瀬名がため息を吐いたのが聞こえた。  瀬名は「彗」と呆れと苛立ちが混ざったように彼の名前を呼んで、眉根を寄せて睨み付ける。   「なんだよ。本人はいいって。ねえ?」 「永原くん、嫌なら断ってもらって構わない」 「え? いや、本当に全然。悪意がなければ別になんだって」    純粋な眼差しと、申し訳なさそうな眼差しに挟まれて困惑はするけど決して嫌じゃないと手を振ったら、一瞬だけ妙な間が生まれた。  何かまずいことを言ったかと思ったが、思い当たる節はない。   「そういうの、慣れてる?」 「まあ、昔は絡まれること多かったし。……引いたら面倒になることもあったから」    サングラス越しに見られて、思わず手を背中に隠してしまった。  気まずさに視線を逸らしたオレに、彗さんは「そうなんだ」と言うだけ。   「あ、時間が。スミ、支払いは次来た時にするよ」 「ああ。用意しておく」 「よろしく。つーちゃんも、またね」    彗さんは店の時計を見ると慌てたように注文書を瀬名の方に押しやり、そのままオレに手を振って早歩きで店を出て行った。  すごいフラッと来てフラッと去って行ったな。嵐っていうか、春風みたいな人だ。  彗さんがいなくなって、突然店の中が静かになる。  今まで瀬名といた時はいつもこんな感じだったのに不思議な感じだ。   「悪かったな」 「なにが?」 「ああいうやつだから」 「オレ嫌じゃないよ。周りにいないタイプだからビックリはしたけど」 「そうか」    その静けさを先に破ったのは瀬名で、彗さんのこと謝られたけどそんな必要ないので首を振る。  申し訳なさそうにしてるのってオレが戸惑ってるの伝わったからだろうと思って、驚いてるだけだって言ったら瀬名は小さく息を吐いた。   「仲いいんだな」    呆れたり苛立ったりしてるけど、嫌だって感じはまったくしなかったからそうやって悪態吐けるだけの関係なんだと笑って言ったら、ものすごい渋い顔をさせてしまった。  これはわかる。嫌みたい。   「なあ、さっき彗さんと話してて思ったんだけど。瀬名のことも名前で呼んだ方がわかりやすいか?」    区別するのに彗さんの方を名前でってことになったけど。  二人が揃った場に居合わせることがあった時、どちらにせよわかりづらいかと思って聞いたもののそれも違うなとすぐに思い直す。   「でも客に下の名前で呼ばれたら嫌だよな」    厳密に言えば客ではないと思う。でも、彗さんとは店の人として出逢ったわけじゃないから成立した話なわけで。  流石に踏み込み過ぎたと思ってごめんと謝ったら瀬名は瞳を細め、ゆっくりと首を振った。   「いくら同性だって、他の常連さんとだって、こんな距離で話さないよ」    その答えに、やっぱり客じゃないって言われてるのはなんとなくわかった。  ずっと思ってたけど、言葉にしたわけじゃないのにそこの齟齬あんまりないんだよな。不思議だ。   「じゃあ、友達?」    自分でも確認するみたいに聞いてみたら、瀬名がこちらを見る。   「……そうだな」    思いの外あっさりと返されて、少しだけ嬉しくなる。曖昧な関係に名前が付いた感じだ。  それが嬉しくてへら、と笑うと瀬名は包み終えていた芍薬の向きをオレの方に置き変える。   「だからそうだな。深澄って呼んでくれ」    その言い方は、最初に自己紹介した時に「瀬名でいい」と言ったのと同じだった。命令でも提案でもない、曖昧な位置に落ちる感じ。  でもあの時よりも今の方が少しだけ言い方が柔らかい。   「ならオレも名前で」 「紡葵くん」 「前も言ったけどオレの方が年下なんだから、呼び捨てでいいのに」    せっかくだからと自分を指差しながら言えば、瀬名はこくりと頷くけどこれも覚えがある。  一応確認したけど前回はそれで「別に」って返されたんだよな。   「年下だから」 「ええ?」    瀬名って、こういうところある。たまにちょっと、よくわからない理屈出してきて思わず眉根が寄る。  でも言い方の問題なのか、通っているような気になるんだよな。気になるだけで通ってないと思うけど。   「可愛いだろ」    さらっと言われて、一瞬だけ言葉に詰まる。  さっきの「年下だから」よりわからない。でも恐らく、瀬名にとって「可愛い」って他意はないんだろうな。  前服について「これで大丈夫か」って聞いた時も「可愛い」って返されたし。   「いやわかんねえ。わかんねえけど深澄がいいならいいよそれで」    だからってわからないものはわからないので、少しだけ間を置いてから肩を竦めつつ本人の中で通ってるならいいよと告げたら瀬名はまっすぐにオレを見た。   「嫌じゃないか?」    その、確認するみたいな声にオレはすぐに首を振る。   「嫌だったら嫌って言う」    オレがそう返すと、瀬名は短く息を吐いて「そうか」と呟いて。  それ以上はなにも言わなかった。    その後も少しだけいつもと同じように他愛ない話をしてオレは店を後にする。  手に持った芍薬は、まだ固いままだった。  家に帰って、教わった通りに水を替えて、花を飾る。  まだ蕾だけど、部屋の印象が変わったのがわかる。派手な模様替えをしたわけじゃないのに、不思議だ。  オレはテーブルに飾った花をしばらく眺めてから、ふと息を吐いた。   「……紡葵くん、か」    口に出してみると、少しだけ落ち着かない。  でも、嫌じゃない。  オレはまだ閉じたままの花びらがゆっくり開いていくのを想像して、そのまま目を逸らした。

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