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第8話

「真城。聞こえるか」  ぺしぺしと頬を叩かれる感覚に朦朧としていた意識が回復する。 「……観音寺」 「お前、ラットを引き起こしてるだろ。……フェロモンが、尋常じゃない」 「っくそ……はなせよ」  俺は自室のソファの上に寝かされていた。  両手を頭上でひと纏めにされ、ネクタイか何かで拘束されていた。  俺を跨いで上に観音寺がのしかかってくる。 「辛いだろ。……暫くそうしてろ」  そう言って観音寺が俺のベルトに手をかけ、ズボンのジッパーを降ろす。  下着をためらわずに降ろすと、俺の勃起したままのモノがボロンと揺れた。 「……ざけんな、触るな」 「……このまま放置できるかよ」  観音寺は俺のモノを握ると上下に扱きだした。  ラットを引き起こしている俺のチンコの根本はノットで太く膨れている。  俺のモノを扱く観音寺は先っぽを刺激しては俺のモノを少々強く握りながら何度も上下する。 「っは……イク……ッ」  俺はあっという間に射精した。  発情期のαの射精は長い。  ドプッ……ドプッと精液を吐き出しても、まだ止まらない。 「すげ……」  観音寺が思わずといった風に、俺の射精を眺めながら呟く。 「はぁっ……はぁっ……」  しかし俺は、一度出したぐらいでは収まらない。 「真城。……ヤるぞ」 「嫌だ……やめろ」  腕の拘束を解こうと力を入れるが、腕に食い込むだけでびくともしない。  仕方が無いのでソファの外側に出ていた足で観音寺に蹴りを入れる。 「っごほ、痛てえ……オイこら、激しくすんぞ」 「やってみろや」 「ほんとにやるからな」  売り言葉に買い言葉。  後悔してももう遅い。  観音寺は俺の足からズボンも下着も引き抜くと、さっき俺が出したもので俺の尻を慣らし始めた。 「っく、苦し……」 「大丈夫、萎えてねーよ」 「そういう問題じゃな……はっ……」  苦しくて息が上手くできない。  Ωの子たちや女の子たちは、挿れられるのは気持ちよさそうにしていたのに。……当たり前だ、俺はαの男なのだから。  滑油代わりに使われた精液のせいで尻が濡れているのも、気持ち悪い。 「指、増やすぞ」 「入らねえだろ……」 「大丈夫だ。……力抜いてろ」  観音寺が指を増やしていく。  指が尻の色んな所を探るようにうごめく。  それが何を探しているのか、Ωや女の子たちとヤりまくっていた俺にはわかる。  俺が感じる場所を探しているのだろう。  気持ちいい所を一瞬指が掠める。 「……っ」 「……」  黙ったまま指がさらに増やされる。  尻はもうギチギチで、3本の指を動かすのもきつそうだ。  不自由な指を俺の中に挿れたまま、観音寺が俺を揺する。 「っぁ、っく……」  揺さぶられながら俺は息が漏れるのを止められない。

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