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第34話 ベッドの船

 大きなタオルで包み込まれて裸のまま寝室に連れてこられた。  奥の部屋は,意外な事に洋室だった。 丈夫な木枠で作られたグラグラしない大きなベッド。 「ポスッ」とベッドに投げ出された。心地の良い船みたいな、包み込まれるベッド。  こんなの見たことない。 「すごい、気持ちいい。巣って感じ。」  ふかふかの布団は崇さんの匂いがした。 崇さんが髪をタオルで拭きながら隣に潜り込んできた。二人でちょうどいい大きさのベッド。 「いつも、恋人とここで寝るの?」  思わず直球で聞いてしまった。 「意外だな。カイはヤキモチ妬きか?」  このベッドは崇さんが材木を厳選して自分で作ったという。 「出来上がったばかりで、誰かを連れて来たのは初めてだ。」   まさか、俺のため? 「どうだ、寝心地は? おまえが来る時のために作ったんだ。  俺が試しに何回か、寝たけどな。」 嬉しくて首に抱きついた。 「ホントに俺のため? 他の人は誰も使った事ないの?」  二人とも素っ裸で抱き合っている。 俺はさっきから完勃ちで痛いほどだ。 「タカシ、もう俺限界だ。痛くなった。」 「あはは、若いな。」  握って扱いてくれる。口を近づけて俺の射精を飲み干した。 「わああ、タカシ、ダメだよ。」 「カイのタカシ呼び、そそるなぁ。」 「ごめんなさい、思わず呼び捨て。」 「いいよ。感極まって名前を呼ばれるのは感動だ。これからはタカシって呼べよ。」  タカシの指が後ろを解してくる。 「ここ、いいか? 嫌ならしないよ。」  多分タカシは男を抱くのも慣れてるんだろう。 ここに入れるのも。  俺は見知らぬ男に闘争心を掻き立てられた。 拒否したら負けだ。怖いけど気持ちいいから頑張る。夢の中で練習済みだ。  バカな事を思った。 首の下に手を入れて優しく抱いてくれる。その胸に顔を擦り付けて、思い切って下に下がりタカシの固く大きくなった、男、を咥えた。すごい充実感。 (俺、初めてだ。多分下手だろう。  練習しておけば良かった。)  一体どこで誰と練習するんだよ。バカなことばかり頭に浮かぷ。 「上手だ。歯を立てないでやさしく、な。」  俺は握っているこれがとても愛しく感じた。 大切なモノ。俺のためにこんなに固くして。  感動を覚える。

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