35 / 49

第35話 前門の虎、肛門の狼⁈

「初めてだと痛いかな。」  ローションの瓶から少し手に取る。すべすべして後ろから指が入って来た。  抱きついて 「はあ、タカシ、こんな所、恥ずかしいな。」 「可愛いよ。カイの身体中、全部綺麗だ。」  崇は思う。青固い身体を解していくのは、男を抱く醍醐味だ。柔らかい身体になど興味は無い。女は脂肪の塊だ。エロティックでは無い。  崇はこの若い身体が欲しかった。いつからだろう。このカイという青年に魅入られたのは。  うつ伏せにさせて崇が後ろから覆い被さる。 解した後孔にゴムを付けた己の猛るモノを当てがう。押し広げていく。 「いいかい?」  亀頭が入った。カイは思う。 (あの夢と同じだ。痛くて苦しくて、気持ちいい。) 「痛くないか?」 「うん、大丈夫。」  腰を使ってもう少し中に入って来た。  「ビクッ!」 (なんか今,気持ちよかった。)  その場所を何度も擦られる。タカシのモノでグリグリと擦られるとすごく気持ちいい。  身体がピクピクする。 「初めてで、いいところを見つけたのか?」  タカシが嬉しそうに抽送してくる。 「あ、あ、気持ちいい、ここ。」 「いいのか? イケよ。」  タカシの声に反応して射精してしまった。 間を置かずに2回もイッてしまった。  タカシも少し激しく動いてイッたようだった。 後ろから抱かれて首筋に舌が這う。 「あ、あ、」  身体のピクピクが止まらない。 (そうだ、忘れてた。夢の中でタカシの上にまたがってヤルんだった。騎乗位って奴。  今度やってもらいたい。)  あの腰に食い込むタカシの親指が忘れられない。両手で支えられて下から突き上げられる快感を俺は知ってるような気がする。  夢の中で見た、情け容赦なく女の身体に楔を打ち込む、みたいなセックス。  今度タカシに話してみよう。お酒の力を借りないと言えそうにないが。  俺は疲れ果ててぐっすり眠った。タカシが一晩中、抱いていてくれた。  夜中に時々目を開けるとタカシの顎鬚が見えた。思わず唇で吸い付く。  笑って髪を撫でてくれる。安心してまた眠りに深く落ちていった。  朝目覚めたらタカシが手の届くところにいる。 抱いている腕に力が入る。

ともだちにシェアしよう!