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第7話 碧人君を守る

「そしたらねえ、どうしようかなあ?」 俺は言葉をさがしていた。 「先生、沢山助けてあげて」と颯太。 「うん、もちろんだよ。まずね。 その両親だけど、碧人君の家に陽菜ちゃんを探して来ると思うんだよね。 その日に見つけられないとしても、 ずっと見張っていることも考えられるんだよ。 だから君は家に帰らない方がいいんだよね」 「え? じゃあ碧人君はどうすればいいの?」と颯太。 「だから自宅や駅にも姿を見せない方が良いんだよ。 もし見つけられたら、後を付けられる可能性があるでしょう? だから碧人君を颯太の生家に預けたらどうかな? そこから大学に通ってもらえばいいよ」と俺。 「あ、そうだね、それが良いよ。 俺、小林さんに連絡するよ」と颯太。 「うん、小林さんには俺も一緒に説明するよ。 あと、碧人君のおうちはどういう状況ですか?」と俺。 「うちは父子家庭なんです。母は小さい頃に亡くなっています。 俺は一人っ子なんです。 父は会社の警備の仕事をしていて、3交代で夜勤があるんです。 昨日はたまたま夜勤だったのでバレませんでした」 「そしたら、お父さんには大学の先生の家に下宿すると、 伝えておいた方が良いね。その方が安心されるだろう? 陽菜ちゃんのことは内緒にしてね。 では、今から家に行きましょう。 身の回りの荷物を持って、一週間は病室で寝泊まりして、 そこから大学に通ってください。 バイトは辞めて復学してくださいね。 もうアパートを借りる必要はないですよ。 落ち着いたら颯太の生家に居れば、常に警備がいるので安全なんですよ。 陽菜ちゃんも退院するまで時間がかかるでしょうが、その間に必要な手続きをします。 そして退院後は、やはり颯太の生家に預かってもらいます。 だから心配しなくていいですよ」 「はい、ありがとうございます。 それで、陽菜の高校はどうすればいいですか?」と碧人君。 「ミツワに弁護士がいますから、相談します。 多分高校は退学して、通信制の高校に行くことになると思います。 そうしないと転校先がバレて危ないんですよ」と俺。 「あ、そうなんですね、わかりました」 「陽菜ちゃんは当分不安定な心理状態になると思うので、 出来るだけそばにいてあげてください。 そのために大学は復学して、夜はそばにいてあげてください」 「はい、俺はここにしばらく寝泊まりしていいんですか?」 「そうですね、1週間くらいならいいですよ。 その後は颯太の生家に寝泊まりをしてください。 お金はいりませんよ。病院代も無料です。 何も心配しなくていいです。 ただ君自身は多少のお金は大丈夫ですか? 颯太の生家から通うなら交通費がどうだろう?」 「あ、それくらいは大丈夫です。 アパートを借りなくて良いなら少しはあります」 「そう、良かった。お父さんにうまく言わないといけないね。 しばらくは帰らないと言えばいいですよ。 その代わり外で食事したり、元気な顔を見せてあげれば良いんじゃないかな?」 「はい、ありがとうございます。そうします」 「じゃあ、ちょっと荷物を取りに行きましょうか?」 「はい、お願いします」 碧人君はSPのいる車2台を見て、ちょっとビビっていた。 びっくりしたよね。(笑) そして碧人君の家に行った。

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