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第21話 誓いの口付け。

 美月の尻穴を解そうと、満月の指が侵入していく。  昨日の晩も二人は愛し合っていたので、美月のそこはすんなりと満月の指を二本軽く飲み込んだ。  その指は穴の壁を押し広げるように擦り上げてきて、美月は我慢ができず絶頂を迎えた。 「んんっ……あぁ、あぁあ……」  快感に打ち震える美月は背を反らして甘い声を上げると、車体は揺れる。  たとえ人気が無くてもゼロではないかもしれないが、今の二人に辺りを気にする余裕などなかった。  ようやく美月の中に、満月の凶器のようなシンボルをゆっくりと挿入していく。  満月の亀頭が美月の中の前立腺を掠めると、今までに感じたことのないくらいの快感が、美月の身体に走る。 「あぁん、ま……まんげつぅ」  不意に甘い声色で呼ばれ、たまらなくなった満月は美月の唇を奪った。  施された口付けは噛みつかれそうなくらいの勢いで、美月はそのまま脳が溶かされるくらいの甘ったるさを感じたが、その甘みは好きだと思った。  美月の腕が満月の首裏にまわされると同時に、腰を揺らされ、そのまましがみつく。  男同士で抱き合っても狭さを感じないベントレー車内で、一回りも違う年下の大好きな彼氏に抱かれて美月の身体は更に火照った。  シートを倒しながら体勢を変えて美月を下にした満月は、更に腰を揺する。 「んん、っあぁん……、あぁあっっ」  激しく最奥のいいところを突かれて、そこが腹の疼きの元だと感じるところだと知れると、冷たい本革のシートに身体を押し付けられている感覚が、満月の熱い体温との温度差に翻弄されていく。  その刺激が、かえって彼の中に『今、自分は満月のものになっている』という強烈な自覚を刻み込み、美月は二度目の精を放つ。  その美月の中が締まり、筋肉の伸縮で満月も美月の中に精を放った。 「み、美月さん!!……くっ!!」  二人の荒い息遣いがベントレーの車内に響く。 「はぁ……はぁ……はぁ……」  二人は絶頂を迎え、互いに身を寄せ合うと抱きしめ合い口付けを交わしながら余韻に浸りあった。  美月は満月の香りを、この新車のベントレーに付けれたことに満足したように優しく微笑んだ。 「お前とこの車で初めての思い出ができて、俺は幸せだ、満月」  言葉を放ってから、誓うように再度口付けを交わしあった。  そして満月も美月を守れるように、再度力を付ける決心をした。  優しく輝く月光は、愛の象徴のように二人を優しく包み込むように照らしていた。

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