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第117話*

「あふ、ぐッ! も、もう……だ……あぁっ!」  爪先までピンと引き攣らせ、縛られた両腕を揺らし、必死に首を振りながら兄の下で悲鳴を上げ続ける。  一瞬「もうだめ」と叫びそうになったが、何故かそこだけ意地を張ってしまい、中途半端な悲鳴になった。  ――兄上、お願い……早くイって……!  一回出してくれれば、この苦しみからも解放される。少なくとも、股間の戒めくらいは解いてくれるはず。  そこさえ解放してくれれば、お仕置きだってもう少し耐えられるから……。 「やっ、あっ! 兄上、もう……もう……んッ!」 「ああ、すごいな……。さっきから中がとんでもなく痙攣してる。締め付けも強いし、突っ込んだまま千切れちゃいそうだ」 「あ、兄上、早く出して、早くぅ……!」 「……ふふ、なんて発言してるのお前。いつもはセックスしててもそんなこと、ほぼ言わないのに。よっぽど身体が辛いのかな」  そう呆れられたが、途中から自分が何を口走ったかわからなくなっていた。  苦痛と快感の狭間で意識が朦朧とし、泣いているのか叫んでいるのか、それすらも 曖昧になってくる。 「あぅン! ああ、あ……んああぁっ!」 「ほら、出すからね。お腹に力を入れて、一滴残らず飲み込むんだよ」 「は、はひぃ……ッ!」  言われるがまま、下腹部に力を込める。  兄の剛直を意識しながら、きゅうっと肉筒を縮めて肉棒を絞り上げた。 「……あっ……!」  兄がドクン、と大きく脈打ったのと同時に、陰茎を串刺しにしていた管が引き抜かれて行く。  ずるるる……と遺物が出て行き、苦しくてたまらなかった陰部がようやく少し解放された。  前立腺の刺激も薄まり、それでだいぶ楽になったがこれではまだイけない。 「あ……あっ!?」  今度はイボ付きのコックリングに手をかけられ、サッと素早く外された。  根元に食い込んでいたものもなくなり、凄まじい解放感に違った意味の快感を得る。  堰き止めていたものが全部なくなり、溜まりに溜まっていた欲望がここぞとばかりに一気に噴出した。 「っ、っ――っ!」  声にならない悲鳴を上げ、アクセルは全身を痙攣させながら仰け反った。  精液だけでなく一緒に潮も噴いてしまった気がするが、股間がどうなったか確かめる余裕はない。  絶頂の波に脳を白く焼かれ、意識まで遠くに連れ去られ、そのままプツリと気を失った。

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