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第5話
グチュグチュと耳を塞ぎたくなるような水音と、俺の気持ち悪い喘ぎ声が鳴っている。
完全なヒートの時は意識も朦朧としていて何も覚えていないけれど、今は彰人に誘発されてちょっと発情しているだけなので、割と頭は冷静だった。
多分、今日のことは覚えているだろう…
だからこそ、自分の痴態が恥ずかしいんだけど!
「佑?番になろう?」
ぐちゅぐちゅと指を出し入れしながら彰人が訊く。
もう何回目だろうか。
理性が少し残っている俺は、頭を緩く横に振る。
「強情だなぁ」
と彰人は溜息を吐いて、さらに激しく俺の中のしこりを押し上げる。
「ひっ…」と短く息を漏らし、俺は絶頂した。
とっくのとうに白濁は切れてしまい、透明な液体がトプトプと漏れるだけになっている。
ヒート中なら迷うことなく「番にして」「ちんぽ入れて」と懇願していたであろう。
だが、残念ながら今の俺には理性が残っている。
叶うことなら…、思いっきり彰人の匂いを嗅ぎながら最奥を突かれたい。
そんな俺の表情を察したのか、彰人が「そんな顔しててよく意地張れるよね」と苦笑している。
正直、けっこうぎりぎりではあるけどな。
「俺、佑のこと好きだよ。佑は?」
「へ?」
グズグズになった頭では、彰人の質問が上手く理解できない。
「佑は、俺の事好きじゃないの?」
彰人の事…
そりゃ好きだけど…、でもその好きって友達として、だし。
一緒にいたら楽しいし、仕事終わり来てくれるのも嬉しいし、今も関係が続いていることは喜ばしい…、と思っている。
あれ?
でも、これ、恋人と何が違うんだ?
「んぇ…?すき…、かも?」
俺がそう言うと、彰人は一瞬驚いた顔をした後に満面の笑みになった。
あ…、顔がかっこいい…と、俺はぼんやりと思った。
「好きならさ、セックスするのも番になるのも…、俺と結婚するのも俺の子を産むのも変な事じゃないよね?
当たり前の事だよね?」
そう訊かれて、俺は確かに?と思った。
「ね、佑」
「う、ん。変じゃないかも」
「そしたら番になろう?」
番…、つがい…、「…うん」
気付いたら俺は頷いていた。
そんな俺の頭を「よくできました」と撫でると、いつの間にか俺の足の間にいた彰人が性急にちんぽをねじ込んできた。
グズグズのそこは、ほとんど抵抗することなくαの巨根を飲みこむ。
とてつもない圧迫感と、未知の性感帯を押し上げられる感覚に、俺は「おごぉっ!?」とオホ声をあげながら受け入れた。
デカいな、とは思っていた。
けれど、まさかここまで大きくなるとは思わないだろ!?
とっくに結腸をぶち抜いた彰人が、結腸の引っ掛かりをちんぽの先で弄んでいる。
そこを引っかけながら入ってくるの、頭がおかしくなるくらい気持ちがいい。
知りたくなかった。
知ったら、また欲しくなる。
彰人なしじゃイケなくなるかもしれない。
彰人は正常位で最奥を突くために上体を起こしていたが、俺の方が耐え切れなくなって彰人に手を伸ばした。
「なに?」と言いながら彰人がこちらにかがむ。
その首に俺は手を回して抱き着いた。
スンスンと首筋の匂いを嗅ぐと、腹の中がギュンと収縮した。
「彰人の匂いもっと嗅ぎたい」
ぎゅっと手に力を込めたまま言うと、彰人が「くっ」っと短く息を漏らし、腹の中に熱が広がった。
「んぇ?」
「やばい…、マジで。
俺、今日死ねるかも…」
と呟きながら、彰人が俺の上になだれ込んできた。
どうやら、中に出してくれたらしい。
彰人の子種…、そう思ったら俺の腹は全部搾り取るかのように蠕動した。
「待っ…、ヤバイそれ…」と、彰人は目を閉じて耐えている。
少しして、俺の中から棒杭が抜き取られた。
無くなった熱がすぐに恋しくなって、俺は「もっとシたい」と彰人に言う。
彰人は頭を抱えた後、「後悔するなよ」と荒々しく言い、2回戦目に突入した。
2回戦で終わるわけもなく、後悔するほど抱き潰されてしまった。
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