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「けいかりょうこう、ってやつじゃない?」  あみさんの。舐めて、揉んで、掴んで、擦る。セックスするたびに、俺はそうした。勃たなくて、なにもでない時もあったけど、ここ何回かは調子良い。完勃ち……というわけではないけど、変化は現れている。  その証拠に、この「記録」たちだ。「記録」して、「成果」と「経過」をみてみようって、はじめた習慣。俺とあみさんは、もう一度見比べる。前々回……前回……今日。 「……たしかに、今日の方が勃起してる」 「ね」  今日は、射精もちゃんとできた。あみさんの大きいちんこ。ちゃんと勃起したらどうなるんだろう。俺より確実にでかい。俺のおくる写真を見ながら、あみさんが眠そうにくちをひらく。 「……練習、してたから」 「……ひとりで?」  うん、とあみさんは頷く。 「けどうまくできなくて、結局、別のとこもいじったけど……」  別のとこって? 俺の問いに、答えなかった。はずかしいらしかった。俺は、あみさんの剥き出しのちくびをみた。左右どっちも、まだ少し赤く腫れている。俺がいっぱいいじったし、吸ったから。――こっちの勃起は得意なのにね。そういじわるを言いたくなったけど、やめる。がんばりには、ねぎらいを。 「ちゃんと自主練、してたんだ」  えらいね、と俺はあみさんの頭を胸に抱き寄せる。画面をみながらあみさんは、気怠そうに、けどちょっと誇らしげに、くふんと鼻を鳴らす。あみさんは俺より年上だけど、俺にほめられるのが好き。 「ゆうのおかげだ」  あみさんが顔を上げる。よしよしのお礼に、あみさんはキスをくれる。とろとろで、ぬくくて、あみさんはキスがすごく上手い。  しばらくそうしていちゃいちゃして、俺はもっとそうしてたかったんだけど。 「…………」 「――――ふ」  あみさんが笑った。俺の腹が鳴ったんだ。まったくムードってものがない。空気が読めない。俺の腹。 「腹減ったな?」  くすくす、くつくつ喉を鳴らしながら、あみさんが聞く。俺の腹を、なだめるみたいに撫でながら。 「そりゃあ……」  俺は居心地が悪い。余裕そうな顔のあみさんが憎い。  「いっぱい運動しましたから」  俺の、たぶんすねるかたちになったくちを、あみさんはちゅって吸うと、のそのそと立ち上がった。 「飯つくる」 「からだへーき?」 「へーき」  脱ぎ散らかした服を拾って、もぞもぞ身につけていく。 「それに、でないといつまでも寝るから」 「いつまでも寝てたっていいのに」  今日は予定がない。あみさんのおやすみの日。だからゆっくりするべきた。スウェットから頭を出したあみさんが、俺をふりむく。むすっとした顔で。 「ゆうに飯つくるの、俺は楽しみにしてたんだからな」  俺は、いそいで飛び起きる。あちこちに落ちてる服を拾って身につける。髪をひとつに束ねるあみさんの横にならぶ。あみさんを手伝うために。

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