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余韻05 翌日
「な、フリード。師団長大丈夫か?」
師団長からこっぴどく叱られた日の夕方――抱いていいと言われたことに舞い上がって、我ながら自制が一切効かなかったことは認めざるを得ない――、遅番の勤務に出てくると、ウィズさんからそんなことを聞かれた。
「はい、もう大丈夫そうでしたが、今日はご自宅でゆっくりしていただきます」
「――あー、うん。わかった。なんか、……俺らがごめんな。」
夜中になるまでずっとかまい倒した後、半分意識の飛びかけた――眠りに落ちそうだった師団長に、魔力譲渡をしたのが分水嶺だった。
もうさすがに無理!と泣き言を言っていたはずの師団長にすがりつかれ、首すじに頬をすり付けられて、素肌が無遠慮に密着させられた状況で、自分に何が我慢できるとは思えない。
ほとんど意識のなかった師団長を組み敷いて、最後、と思いつつまた中に入って……。
「まったく問題ありません。――ただ、今後は少しづつでも、師団長に休暇をとっていただける体制になるとありがたいです。」
「まったくその通りだよ。あの人に休みがないって、俺ら考えもしてなかったよ……」
交渉の時も、声はほとんど聞いたことがなかったのに、譲渡中の師団長は、それはもうかわいらしく、甘く啼きつづけていて、
「――どうにか、なるかと思った……。」
「そうだよな。怪我の後も結局二、三日しか休んでなかったもんな……」
ダートは、今すぐにでもアーネストの家に帰りたくなっていた。
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