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第41話 ローカルサーファー

 朝だ。みんな起き出してきた。 「私たち自分の部屋に帰るわね。」  女子は仲良く帰って行った。 「なんか、俺たちガキのお泊まり会だったな。」 「いいんじゃない?こんなのも。」 「今日は少し遠出して、ノースショアの波を攻める。ハレイワに行くか?」  インサイドの波は穏やかだ。アウトサイドは世界大会も開催されるほど。  上級者でも苦戦する。 「アリ・ビーチに行くかい?」 「バンザイパイプラインはどうだ?」 「俺、まだ死にたくないよ。」 「女子はどうするって?」 「俺、沙也加と莉里と3人でデート。」  成湫が言うと榊も 「ミレイたちとショッピングに付き合う。」 「何だよ、もう出来てるのか?3P?」 「しないよ、失礼な。」  残った者たちはサーフスポットに行く事にした。サーフィン三昧。 「ランチは安定のロコモコにしよう。」  実生、航、勝利、蓮司、と剛の5人は、サーフィン上級者の波にチャレンジしたい。 「エフカイ・ビーチに行こう。 うねりがあるかな。チューブ巻くかな?」 「冬ならいいんだけど。」 「ノースショアならワイメアはどう?」 「ビッグウェーブ狙いか? ボード折るなよ。」 「実生のボードだからな。 カハナモクみたいなロングボードで行くとこじゃね?」  ワイメアは水深が深いからビッグウェーブが出来やすい。うねりもきついから危険度も増す。 洗濯機のようにぐちゃぐちゃに揉まれる。 「夏場は波が穏やかだ。物足りねえな。」  本気でサーフィンやりたい男たちは女子がいるとやりにくい。 「女子でもサーファーなら話が合うんだけど。」  ラニアケア・ビーチに来た。レンタカーに実生のボードを積んだ。5本借りて来た。 「お、やってるねえ。」  海には結構サーファーが出ている。 向こうから手を振って来た。 「ハーイ、実生!」 「あ、ショーン・ロビンズだ。 今日の波はどう?」 「あまり巻かないね。崩れちゃう。すぐ閉じる。」 「みんな来たの?」 「うん、5人だけ。 榊と成湫は女の子たちのお守りだよ。」 「大変だな。こっちは野郎ばっかりだ。 紹介するよ。」  ガタイのいいタトゥーだらけの男はカイと言った。 「カイ・ウーラーレオ。」握手する。 「もう一人背の高い引き締まったやつは カノアだ。カノア・スレーター。日本人のチャンピオンもカノアって言うんだよ、な。」 あと1人はマノ・カウハネといった。彼もタトゥーが目立っている。

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