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第43話 シーサイドパーティ
パーティの話をしたら女子たちは大喜びで盛り上がる。
「何着て行ったらいい?
ドレス買いに行こうか。」
みんなワイワイ楽しそうだ。女子はこう言うのが好きなんだね。
「いい男が見つかるかも。」
「あたし、ショーン・ロビンズに興味あるなぁ。」
「莉里は成湫じゃなかったの?」
「うん、沙也加が牽制してくるし。」
「してないよ。」
「キレイはずっと水泳選手だったんだけど
サーフィンやってみたいって。」
「何で自分で言わないの?
美人だから妹、使うの?」
「ちょっと由里亜、やめなよ。」
女子はめんどくさい、と男たちは思っている。
「俺、別に彼女欲しいと思わねえけどな。」
「勝利と航は女いらねえだろ。」
暗にゲイだとほのめかす?
ライバルは少ない方がいい?
パーティはプライベートビーチのあるオープンなテラスで始まった。
ハッとするような美女揃いの日本人チームが招待客の目を奪っていた。
連れて来た実生がちょっと自慢そうだ。
榊がキレイをエスコートして「俺の女」感を出している。
成湫は莉里と沙也加から両脇をガッチリホールドされている。
実生にロコガールが声をかけて来た。
「ハイ、私と踊らない?」
英語で誘いかける。ハワイアンバンドがスローテンポのセクシーな曲を演奏している。
実生は褐色の肌のロコガールと大胆なチークダンスを踊った。布の少ないドレスがセクシーだ。
見ると、航も勝利もそれなりにモテている。
「日本人はモテるよ。
礼儀正しいし、やさしい。」
音楽とシャンパンでみんないい気分だ。
ひときわ、賑やかな歓声が上がった。
「大仁!」
「大仁、チャンピオンシップ、おめでとう。
世界で16人のCTに上がれるんじゃない?」
「僕はそんな野望はないよ。
ローカルの人たちには,天才がたくさんいるからね。」
昼間、波に乗って来た疲れも見せず、大仁は話題の中心になっている。剛を見つけて
「有人ももうすぐ来るよ。」
「何だよ、有人と仲良くなってもいいのかよ。」
「僕は我慢するのが好きなのさ。」
(この変態マゾ野郎。)
また、歓声が上がった。
「有人!待ってたよ。会いたかった!」
取り巻きが囲んだ。
金髪美女が有人に抱きついた。
「おお、ティファニー、相変わらず綺麗だな。」
横から金髪美少年が顔を出す。
「僕のこと忘れてるよ。あなたのジミー。」
有人は嬉しそうにジミーを抱きしめた。
ティファニーにするよりもずっと情熱的にキスした。
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