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第60話 浮気?

 思わぬ展開に剛は焦った。でも、この部屋に来た時から期待していたのかもしれない。  裸同然でベッドにいる大仁と、こうなりたかっのは本音だ。 (俺ってビッチ?有人は許してくれないな。)  後ろめたさが快感を増幅させる。大仁が本気になった。セックスが激しい。  大仁の慣れた愛撫に蕩けそうだ。プレイボーイの名を欲しいままにしている大仁のセックスは、 男らしく、激しく、そしてゲイに慣れていて優しかった。  気持ちのいいローションで解されて、あの無骨な指で広げられる。その手を見ているだけでイキそうだ。サーフィンの時、ボードを掴む手で、腰を掴まれていると思うともう我慢できない。 「剛は毎日有人とやってるんだろ。 ここがいい具合になっている。可愛いよ。」  尻を両手で広げられて楔を打ち込まれた。 「ああ、すごい!大仁!」  グイッと奥に入ってくる。 「全部は無理か。痛くないか?」 「痛くないよ。気持ちいい。  入り口の所、擦って。」 「ここか?気持ちいいところ。」 「ああ、すごい・・」  激しいセックスで、終わると疲れてそのまま眠ってしまった。 「ピンポン、ピンポン!」  激しいドアベルの音で起こされた。 「大仁!剛、来てるの?」  有人の声だ。この状態は一目瞭然だ。  後始末も出来てない。大仁は剛を抱きしめて覚悟を決めた。剛をベッドに残してアッパーシーツをかけてやる。大仁はバスローブを着直して、ドアを開けに行った。  一目見て状況を察した有人は 「ごめん、邪魔して。剛はそれでいいの?」 「有人、ごめん,剛は返すよ。」 「本人に聞いてよ。大ちゃんに聞いてない。」  剛は有人の声を聞いてつらくなった。 (有人を失いたくは、ない。) 「どうしよう。まだ間に合うのかな?」

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