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第17話

柳田と映画館を訪れた愛斗ですが、これからはどうするのか!? ***************************************** 午後一時過ぎに映画が終わり、愛斗と柳田はスクリーンを出て廊下を歩いていた。 「これから、どうする?飯でも食うか?」 ポップコーンを食べたし空腹というわけでもないが、愛斗は何か他にも食べたいと思った。 「いいよ。何にする?」 「そうだな…とんこつラーメンが食べたいかな。最近、人気店がここに出店したんだ」 ラーメンが好きで特にとんこつ派の愛斗は、そのチェーン店のファンでもある。 他の店舗では食べたことがあった。 それでも、新店にも行ってみたかったのだ。 「あぁ、そうみたいだな。俺もそこ行ってみたい」 柳田も乗り気なようなので、二人は施設内のレストラン街に足を運んだ。 その店舗の味は分かっているし珍しいわけでもないが、愛斗にとっては”誰と食べるか”が重要なのだ。 お昼時は過ぎていたので、それほど店内は混んではいなかった。 「美味しい!」 ラーメンをすすりながら、柳田が笑顔を見せた。 「うん。やっぱいいな。店の雰囲気もいいし、美味しい」 愛斗がレンゲでスープを飲むと、向かいに座る男が意外なことを言う。 「実は俺、とんこつラーメン大好きでさ。本場のが食べたくて、一人で博多に行ったことがあるんだ」 「え、マジ!?ラーメン食べるためだけに?」 驚きに愛斗が目を丸くすると、柳田は少し恥ずかしそうに頷いた。 そこまでの情熱があるとは、知らなかった。 「食べたいものがあれば、結構どこにでも行くかな」 それでも、都内から博多まで行くとなれば新幹線あるいは飛行機を利用することになるだろう。 ラーメン一杯のためにとてつもないお金の使い方だと、愛斗は思った。 「そういうヤツっているらしいな。まさか、お前がそういうタイプだとは思わなかったよ」 「大して金の使い道ないしさ。あ、いつか一緒に美味しいもの食べに行くか?」 そう柳田に問われ、愛斗は一瞬ドキリとした。 「あ?あぁ、そうだな」 突然の誘いだが、もしかしたら社交辞令なのかもしれない。 それでも、本当に自分と行きたいと思ってくれているのだとしたら…。 柳田が美味しいものを求めどこかに行った時、愛斗も一緒にいれたらと思う。 この日は映画を観るだけの約束だったので、律儀に柳田を彼のマンションまで送り届けた愛斗。 「今日はありがとう」 マンションの駐車場で車を降り、エントランスまでやって来た時に柳田が呟いた。 「いや、気にするなよ」 この時点では、愛斗はすぐに家に帰るつもりでいた。 柳田の家に上がりたい気持ちはあったが、自分から言うのは気が引ける。 それに、もし部屋に入ってしまったら抑制が効かなくなってしまうかもしれないから…。 「もし、よかったら…うち寄ってく?」 時刻はまだ午後四時頃で、仕事はないし帰っても暇なだけだ。 柳田に問われて、愛斗はどう答えようかと考えあぐねた。 「えっと…」 「別に無理強いはしないけど…時間あるなら…」 家主の言葉を聞いて、愛斗は咄嗟に言葉を口にする。 ****************************************** 読んでいただきありがとうございましたm(__)m 映画の後に柳田を彼の自宅まで送ってきた愛斗。 中に入ることを誘われましたが、果たして愛斗は応じるのか!?

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