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第18話

柳田を家まで送り「入る?」と誘われた愛斗ですが、果たして家に入るのか!? ****************************************** 「入る!お前んちに入る!」 愛斗の言葉に柳田は目を見はったが、すぐに笑顔を向けてきた。 「それじゃ、中へ」 「お、おじゃまします…」 思わず入ると言ってしまったものの、初めて入る柳田の家に緊張が高まる。 でもそれほどに、彼のテリトリーである自宅に入ってみたかったのだ。 柳田の自宅は、彼のキャラクターに違(たが)わずに綺麗に片付いていて、掃除も行き届いていた。 『柳田らしいな…』 そう思いながら愛斗はリビングをキョロキョロと見回す。 「特別なものなんてないよ」 「いや、よく片付いてるなって思ってさ。お前らしいよ」 「雑然としてるのが嫌な性分なんだ」 『そうだろうな…』と愛斗は思った。 職場でもきちんとしていて、あらゆる所に目が行き届く。 仕事の場面ではそうであっても、違うケースもあるかもしれない。 でも柳田の場合は、プライベートでもきっちりした性分なのだろう。 そこで愛斗はふと、もしかしたら恋人は気が休まらないのではないか、と考えてしまった。 中には、自分の几帳面な部分をパートナーなどにも求める人物もいるかもしれないからだ。 『いやいやいや…何を考えてるんだ、俺は』 変なことを考えてしまい、愛斗は思わず顔まで少し熱くなる。 「どうしたんだ?顔がちょっと赤いけど」 柳田が愛斗の僅かな変化に気付いたらしく尋ねてきた。 恥ずかしい…変な想像で顔を赤くしていたなんて…。 「いや、何でもないよ」 愛斗にはそれしか言えなかった。 柳田の部屋のリビングにあるソファーはとても座り心地が良くて、いつまでも座っていたいと感じさせるほど。 愛斗も自分のソファーは拘って購入したが、それに負けないくらいだ。 『こいつ、良いソファー選んだんだな』 そう考えながら柳田の淹れてくれたコーヒーをご馳走になっていると、柳田が隣に腰を下ろした。 「美味しいよ、コーヒー」 豆から厳選したと言っていたし、味が格別だ。 それにどこか品のある柳田らしく、カップとソーサーもおしゃれだ。 こういった柳田がいつも過ごす空間にいられることに、愛斗の胸は甘くキュンと疼く。 「それは良かったよ。それで…これからどうしようか?」 なぜか柳田が、ずいと体を寄せて聞いてきた。 『どうしたんだ?こいつは…』 大きなテレビの方に目を向けるとゲーム機もあるようだから、それをするのもいいかもしれない。 夕方になってから始めるのも、終わり時が難しいだろうけれど…。 しかし何でいちいち体を寄せてくるのだろうか。 「あ、あぁ、それなら、ゲームでもやるか?使ってもいい?」 「いいよ。じゃ、用意するから」 それから二人は、途中でピザの出前を取って食事をしつつ、ゲームに没頭した。 ****************************************** 読んでいただきありがとうございましたm(__)m 柳田の家にあがり、一緒にゲームをした愛斗。 次はどんな展開が待っているのか!?お楽しみに!

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