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第21話
柳田と2人で店に向かった愛斗ですが、一体どうなったのでしょうか!?
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店には、愛斗の車で柳田と共にやってきた。
せっかく同じ職場なのだし、帰りはまた柳田を送っていけばいいと思ったから。
店に到着して、ふと愛斗は思った。
一緒に店に入っていけば、怪しまれるんじゃないかと…。
けれど、いつも店への一番乗りは隣にいる柳田で、彼がいつもカギを開けているのだ。
だから、他のスタッフたちに怪しまれることはないだろう。
そう思いさほど気にもせずに、店のスタッフ用の入口に柳田と向かったのだが…。
入口の前に、スーシェフ(副料理長)である荒川が立っているではないか。
『何でもう荒川がいるんだ?』
いつもはそこまで早く来る人間ではないのに、なぜかその日は早くから待っている。
「おはよう。今日はやけに早いな」
愛斗が声をかけると、荒川は笑顔を向けてきた。
「おはようございます。早く目が覚めちゃったんで…」
「ふぅん…。そうか…」
柳田と一緒のところを見られて、荒川に変に思われないだろうかと愛斗は思った。
すると荒川も、じろじろと愛斗と後ろにいる柳田に目を向けてくる。
「そういや、シェフ、マネージャーと来たんですか?」
大して深く考えずに聞いたことだとは思うが、愛斗は内心とても驚いた。
「へ!?あ、いや…。たまたまそこで一緒になっただけだって。な?」
焦って答えた愛斗だが、これでは柳田を意識しているのがバレそうなもの。
彼に同意を求めると、愛斗の気持ちを察したのか頷いてくれた。
「えぇ、そうです。シェフとは、さっきそこで会ったところです」
柳田は普段の店での口調で答える。
「へぇ…。あ、そうだ。鍵を開けてもらえます?」
そう荒川に促されて、柳田が入口の鍵を開けた。
違和感のない反応ができただろうか…もしかしたら荒川に変に思われたんじゃないだろうか…。
そんな思いが愛斗の心を支配する。
バックヤードで支度をしていると、柳田が声をかけてきた。
「なぜ、一緒に来たと言わなかったんですか?」
詰め寄るように聞かれて、愛斗はタジタジになる。
「なぜって…そんなこと言えるわけないだろ。変に思われるし…。お前だって、俺とさっきそこで会ったって言ったじゃないか」
「それは、取り敢えずシェフに合わせたんです。別に、私たちが一緒に来たからといって、悪いことでしょうか?」
そう問われると、男同士で泊まったことがバレたとしても、他人に変な方向へと想像されることはまずないかもしれない。
普通の友達同士だったとしても、家に泊まるくらいはするだろうし。
変に思われるんじゃないかと考えてしまうのは、愛斗自身が目の前の男を意識しているから…。
そのことに愛斗本人は、敢えて気付かぬふりをしていた。
「そりゃ、別に悪くはないけど…。ほら、準備にかかれよ。開店に間に合わないぞ」
愛斗はそれだけ言って、悶々とした気持ちを抱えたまま厨房へと向かったのである。
そして開店準備を進めていると、店の電話が鳴ったことに愛斗も気付いた。
『誰だ?こんな時間に』
するとほどなくして、柳田が愛斗に声をかけてきた。
「シェフ!高田様からお電話です」
柳田の言葉に、愛斗の神経がピンと張り詰める。
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読んでいただきありがとうございましたm(__)m
店に高田という人物から電話がかかってきた!
さて、これからどうなっていくのか!? 次回をお楽しみに☆
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